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左翼・リベラルに同情せずにはいられない話=佐藤健志

記事提供:『三橋貴明の「新」経世済民新聞』2017年2月15日号より
※本記事の太字はMONEY VOICE編集部によるものです

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『三橋貴明の「新」経世済民新聞』2017/2/15より

左翼・リベラルに同情せずにはいられない話

新刊『右の売国、左の亡国 2020年、日本は世界の中心で消滅する』(アスペクト)について、アマゾンでの予約が開始されました!
こちらです。
https://www.amazon.co.jp/dp/475722463X

アマゾンでは2月24日発売と表示されていますが、店頭には2月25日ぐらいから並びだすとのこと。
今月中には全国に出回るそうです。

帯のコピーをご紹介しましょう。
まずは表。
「勝手にしやがれ、天下国家!
保守とリベラル、どちらの言い分も“変だ”と気づいた人のために。
この国の隠された真実がわかる『政治経済用語辞典』を収録!」

つづいて裏。
「愛国を装う売国か、ストレートな亡国か。
どういう二者択一だ?」

乞うご期待!!

それはさておき。

この書名をツイートしたところ、じつに面白い反応がありました
こういう引用ツイートが来たのです。

左ってもう無くなっていると思うけど、右の人たちの頭の中だけで存在(する)
(カッコは私の補足。以下同様)

ツイートされた方は、アカウント名で「安倍政権を終了させよう」と謳い、プロフィールでも以下のように明記していました。

「内容は、放射能汚染、被ばく、原発、
エネルギー、核燃料サイクルなどの情報発信が大部分です。
本やサイトから重要と思われる内容や、響いた事を主要に。
一人で #スタンディング する人が10万人いれば変わると思っています。
街角に立とう。画像使ってください」

適菜収さんを想起すれば明らかなとおり、安倍政権に批判的だからといって
即、左翼・リベラルと規定することはできません。

とはいえ、このツイート主の政治的スタンスが左翼・リベラルの範疇に属するのは、
常識的に考えて明らか
でしょう。

さては「右の売国」はともかく、「左の亡国」という箇所が気に入らなかったか?

・・・私も最初はそう思いました。
しかし、先のツイートを再度ご覧下さい。

左ってもう無くなっていると思うけど、右の人たちの頭の中だけで存在(する)

はたしてこれは、左と右、どちらをより厳しく批判した言葉でしょうか?

いいですか、左はもう存在しなくなった(ことにされている)のですぞ。
にもかかわらず右の人々が、自分たちの想像の中だけで、今なお左を存在させているらしい。

裏を返せば、この人の認識において、左翼・リベラルの唯一のよりどころは
保守派の錯覚、ないし妄想
ということになります。

♪なんだ、よく見たら左翼なんてもう滅んでるんじゃん(^◇^)

保守派がそう気づいたら最後、左翼・リベラルは完全に消滅してしまうのですぞ。
ここまで痛烈な左翼・リベラル批判も、ちょっと珍しいのではないでしょうか?

Next: 左翼・リベラルは自らが認める壊滅状態。では右翼・保守の現状は?

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