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ウォーレン・バフェットにピーター・リンチ……勝ち組投資家に学ぶ投資スタイル

長期投資では、個人投資家は機関投資家よりも有利だ

インターネットの普及が格差をなくした

インターネット普及以前は、個人投資家は証券会社を訪れるか、電話をして株式を売買していました。手間がかかる上、手数料も今の何倍もかかっていて、機関投資家に対する大きなハンデでした。

しかし、ネット証券が普及した現在は、PCや携帯でサクッと取引することができ、手数料も大幅に下がりました。

インターネットのおかげで、情報収集に関しても個人投資家は機関投資家に負けなくなりました。企業のIRサイトやGoogle検索で必要な情報はほぼ手に入ります。

僕は証券会社に勤めていますが、証券会社の中にインターネット以上の情報はほとんどないというのが実感です。本当に便利な世の中になったものです。

機関投資家の制約

売買に関しても、機関投資家は制約が多いのです。
投資家から預かった資金を常に運用していないといけないので、いい投資対象がないときでも何かに投資していないといけません。そのせいで、投資の成果は平凡なものになってしまいます。

一方の個人投資家は、いい投資対象がなければ、無理に投資しないでチャンスを伺っていればいいのです。「休むも相場」とはよく言ったものです。

株の選び方も個人投資家の方が圧倒的に自由です。

機関投資家の投資対象は、東証一部上場企業や一定以上の時価総額がある株に限られている場合が多いので、機関投資家の投資対象にならない中小型株にはチャンスがたくさん残っています。

機関投資家が見捨てた株にチャンス

機関投資家で運用を担当している人の多くはサラリーマンです。彼らの使命は、運用資産を増やすことはもちろんですが、それ以上に損失を出さないこと、損失を出してもしっかりと言い訳ができることが大事なのです。

サラリーマンの運用担当者は冒険をしません。冒険して損失を出したら会社をクビになってしまうか、そこまでいかなくても上司から叱責を受けます。

そうなると困るので、彼らの運用は非常に保守的です。なるべく多くのみんなが知っている株に投資し、株価が下がったら少しでも早く売ろうとします。

機関投資家が見捨てた株にこそ、投資のチャンスがあります。本当に価値のある株がサラリーマン的な動機で売られた時こそが、個人投資家にとって絶好の買い時なのです。

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