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世界同時株安で日経平均は約3ヵ月半ぶりの安値!外部要因が不安定ななかで狙い目の銘柄とは?

今週の振り返り

今週の株式相場は、月曜日は買い優勢の展開となっていたものの、火曜日に売り直されると、水曜日はさらに軟化。木曜日、金曜日と大幅調整を余儀なくされており、調整色を強めてきています。

日経平均株価は、先週末の2万500円台から、月曜日に2万600円台乗せ。火曜日に2万500円台に戻すと、水曜日には2万200円台まで下押し。さらに木曜日には2万100円台割れ、金曜日は大台2万円割れから1万9500円台を割り込み、大きく水準を切り下げてきました。

日経平均株価チャート 2015年8月21日終値(クリックすると拡大します)

日経平均株価チャート 2015年8月21日終値(クリックすると拡大します)

先週は、中国人民銀行による人民元切り下げの影響から、買い優勢から軟化していたものの、株価指数の下値では政策期待による見直し買いも集めており、株式市場は底堅く推移していました。

今週、週明けとなる月曜日は、まだ夏季休暇中の市場参加者も多く、ボリュームは減少。4~6月期の国内総生産(GDP)速報値は、前年同期比1.6%減と3四半期ぶりのマイナス成長でしたが、東証1部の売買代金は大台となる2兆円を下回り、閑散に売りなしの需給妙味から堅調展開となり、先週末比100.81円高の2万620.26円で取引を終了。前営業日算出のSQ値、5日移動平均線乗せと堅調に推移しました。

火曜日もまだ夏季休暇中の市場参加者も多く、値動きにボリュームを要する大型株は引き続きさえない動き。売り買いが交錯したあと、アジア株安が後場の押し下げ要因となって、終値は前日比65.79円安の2万554.47円で取引を終えています。

火曜日の上海指数が6%を超える下落となるなどアジア株安確認とともに欧米市場も下落。外部要因悪化とともに売り優勢の展開となった水曜日には、続落した中国市場とともに後場一段安。日経平均株価は前日比331.84円安の2万222.63円と大幅に続落。日経平均株価は終値で75日移動平均線割れ、5日移動平均線と25日移動平均線のデッドクロスも形成するなど、株価指数のチャート形状も軟化しています。

資源価格調整による米国株安、FOMC議事録確認で利上げ観測後退もドル売り、円高推移につながり、外部要因悪化とともに調整色を強めた木曜日も調整継続。中国株下げ渋りで後場寄りには一旦見直しが広がったものの、上海市場が弱含と買いが続かず売り直され、前日比189.11円安の2万33.52円と続落。

週末の金曜日は、ダウ平均株価が前営業日比358.04ドル安の1万6,990.69ドルと1万7,000ドル割れとなる大幅安となり、世界同時株安の様相を呈してきたことで日経平均株価は1万9711円と大きくマドを空けての続落スタートに。日経平均株価の大台2万円割れで投げ売りが相次ぎ、下値模索のなか8月の中国PMI速報値が前月値、市場予想値を下回ると上海市場がさらに下落。東京市場にも波及し、日経平均株価の終値は前日比597.69円安の1万9435.83円と、5月8日以来ほぼ3ヵ月半ぶりの安値で引けました。

さて、先週に引き続き、今週も中国市場を中心に外部要因の先行き不透明感から、日中で外部要因に変化が生じる、株価指数の後場の変動率が高まっています。火曜日のマイナス転換、水曜日の後場一段安、木曜日もプラス転換から売り直され、金曜日も後場一段安となるなど、後場の変動率が高まっており、前場と後場の間に発生する価格差(ギャップ)を利用する投資手法などが有効だったのではないでしょうか。

金曜日も中国株の調整継続もリスク回避の動きを加速させ、指数は大台割れから後場一段安に。目先も米国市場、中国市場の反応を確認しながら、下値推移を見極める流れともなりそうです。

日経平均株価の下値メドとしては、やはり先月の中国株暴落で生じた7月安値1万9115.20円が意識されるでしょう。そして大台1万9,000円には200日移動平均線(1万8987.56円)も控えており、同レベルは心理的節目でしょうか。月足では先月下値を支えた9月移動平均線(1万9274.45円)近辺も下値抵抗となるでしょう。

ただ、全体相場が暴落した金曜日も、物色は材料性の伝わった個別銘柄、そして値動きの軽い新興市場銘柄の上昇が確認されています。値上がり率上位でもインバース型ETFなどを除けば、マザーズ、ジャスダックの両新興市場所属銘柄が並びました。金曜日の東証1部の値下がり銘柄率は98%。値上がりは33銘柄で約1%となっています。対してジャスダックは7%、マザーズも5%の銘柄が値上がりしており、相対的にも値持ちの良さを発揮しています。

そこで来週は「新興市場所属銘柄」に注目してみてください。ここにきて世界的な株安からの相場調整も重なり、外部要因の影響を受けにくく、独自成長性を備える新興成長株は個別視点で狙い目となるでしょう。
プロの視点。今、乗るべき銘柄が見えてくる。』(2015年8月21日号)より一部抜粋

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