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北朝鮮「非核化」が急進展? 米中対立が激化する背景と各首脳の名演技とは=江守哲

第2回米朝会談の開催地は日本?

それはともかく、今回のポンペオ訪朝で、11月に第2回米朝首脳会談の実現が現実的になってきました。

今後も大きな政治イベントが続きます。11月6日には米中間選挙もあります。これをこなした後に、米朝首脳会談が実施されます。トランプ大統領も中間選挙後になると言明しています。

開催地はシンガポールではなく、もしかすると日本になるかもしれません。その場合には、過去のすべてが暴露される可能性もあるでしょう。警備の問題もありますので、どこで行うかはわかりませんが、そうなった場合には、これは大変なことになります。

そもそも、北朝鮮のトップが拉致問題が解決されていない中で日本に入れて良いのか、という問題もあります。しかし、安倍首相がこれを画策しているとの話もあります。

ちなみに、第1回目の米朝首脳会談をシンガポールで開催することを提案したのは安倍首相とされています。これからこの話題はかなり面白いことになりそうです。

もちろん、拉致被害者に関する話もかなり出てくるでしょう。そうなれば、これまで隠されていたことが明るみになります。

すべては演出? 日朝間で拉致被害の問題は解決済み

当メルマガでは繰り返しお伝えしていますが、日朝間で拉致被害の問題は解決済みです。この事実だけは出てきません。これはきわめてタッチーな話だからです。これまで日本で理解されてきた日朝関係のすべてが崩れてしまいます。

ですので、できるだけ拉致被害の問題を取り上げ、北朝鮮との悪い関係を演出しているわけです。

このことは米国も完全に理解しています。つまり、トランプ大統領も役者のひとりとして参加しているわけです。

もちろん、他国はこのことを知りません。ですので、国連でのトランプ大統領の演説での北朝鮮に対する発言も、厳しいものにならざるを得ないわけです。

まさに「役者」です。いや、国際情勢に絡んでいるひとたち、政治家たちはすべて役者です。これができなければ、追放されるだけです。

日本の民主党政権ではこれができるわけがありませんでした。だからこそ、円高になったわけです。

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