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日本経済3つの選択。「2025年、消費税20%」で財政破綻は回避できるか?=田中徹郎

日本財政の行く末を見極める3つのポイント

伊藤さんの試算が、どの程度に的を射たものかは解りませんが、少なくとも以下の点は心にとめておくべきではないかと思います。

  1. 我が国財政が維持できるか否かは、今後の消費税の上げ幅に大きく依存するであろうという点
  2. そして消費税率の引き上げのペースを遅らせると、それだけ破綻の可能性が高まるであろうという点
  3. 消費税を欧米並みの20%に上げなければ、破綻の可能性は高くなるであろうという点

ここで僕の考えは、最初に戻ってしまうわけです。つまり「そんな速度で消費税を上げて、日本の経済はもつのか」という疑問です。

もし伊藤さんの試算のように、2020年に15%まで引き上げるとすればどうでしょう。すでに2017年に10%は決まっていますが、さらにそこから3年で5%引き上げなくてはなりません。

そしてまたそこから1年で1%ずつ引き上げて、2025年に20%が伊藤さんの試算の前提です。

急な消費税の引き上げは個人消費を冷やし、かえって税収全体を減らしかねません。日本経済の体力を診断しながら、よほどうまく消費税を上げていかなくてはならいでしょう。

時の政府に、その見識と決断力があるか否か…おそらくそこが問題の核心ではないかと僕は思います。

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一緒に歩もう!小富豪への道』(2015年10月13日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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