1人あたり少なくとも1,000万円
ところで、1人の子どもにかかる教育費はいくらくらいでしょう?
もちろん、子どもの進学状況によっても変わってきます。
ただ、一度に多額の支出になるのは大学受験から入学までですが、その子の生涯にかかる費用は、私の業務経験から、少なくても1,000万円くらいはかかるようです。
いくらデフレの時代といえども、学習塾や進学塾の月謝はコンスタントに値上がりしているところが多くなっています。今後も教育費が下がっていくことは、当分の間、考えられないでしょう。
教育を受けさせて親に残るものは
年老いた親を子どもが面倒を見る時代は、すでに終焉を迎えていると思います。
私自身も、子どもに面倒を見てもらうつもりはありません。子どもが描く人生を歩めば良いと思っています。
つまり、親が子どもに教育を受けさせるのは、子どもが将来したいことの手助けをすることも含まれていますが、手助けに親の強権的な意見は不要です。
親は、ただお金を捻出するだけ?
子ども自身が思い通りの人生を歩めれば、一番喜ぶのは、子ども自身でしょう。次は子どもの配偶者。そして次に、陰ながら見守ってきた両親です。
このために、親は子どもに教育費を捻出する。とは、言い過ぎでしょうか。
教育費は見返りを期待しない餞別
教育費は、子どもに悔いのない人生を送らせるための餞別です。
親の用意できる金額に上限があっても、それを理解できる子どもを育てるのも、親の役割でしょう。
『【人生の添乗員(R)】からのワンポイントメッセージ』(2019年2月6日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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ご自身の描いた老後の生活を実現するために、 40代から、退職・完全リタイアをするまでに、 やっておくべきことがあります。 そんなことはわかっているよ!! でも、行動に移せないんだよね…… 実は、何から始めようか迷っているんだよ!? そもそも、何をしたらいいのかわからないんだよね??? そんな方のために、同年代の私、 「人生の添乗員(R)」が、 ファイナンシャルプランナーとして13年の実績と、 自身の人生経験から、 40代から、退職・完全にリタイアをするまでにすべき、 「貯蓄」と「節約」について、 毎週、1テーマずつお伝えします