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レオパレス、破綻は秒読みか。オーナー会は「改修工事完了まで会社が持たない」と判断=姫野秀喜

建築免許はく奪の可能性もある

さらに、建築基準法違反に基づき、建築の免許をはく奪されたら、どうなるでしょうか。

このメルマガの読者はみなさま聡明なので、よーくご存知の通り。サブリースの物件は、建築コストが通常よりも高く、その高い利ザヤでサブリース支払いをするという自転車操業的な側面があります。

レオパレスでは「終了」プロジェクトで、空室の多いオーナーの物件を切り捨てたことで、自転車操業は免れているものの、新築を建設できないことのインパクトは計り知れません

というか建設業の免許があってもなくても、これほどのイメージダウンをしてしまった同社に新築を依頼するオーナーがどれほどいるのかは、誰でも推測できることだと思います。

そして、すでにほとんどの銀行は、レオパレス物件に対する融資を停止しています。なので、マジでヤバいんです。

LPオーナー会の訴えはレオパレスの破たんを予測している

レオパレスを訴えているLPオーナー会は、2月の時点で国交省に対し、正しく改修工事が行われるようにレオパレスへの介入を訴えています。

それとともに金融庁には「改修工事が完了するまでレオパレスが破たんしないように低金利融資などの支援」を訴えています。

この意味するところは、LPオーナー会、すなわちレオパレス物件の現役オーナーたちは、「このままではレオパレスは施工不良のアパートの改修工事が終了するまで耐えきれない可能性がある」と考えているということです。

まぁ、そんなわけで、レオパレス物件を安く買い叩こうと思っている投資家の方たちは、かなりの注意が必要です。

融資がつかないので現金でしか買えず、買った後にもしかしたら改修工事が必要になるかもしれなくて、風評被害で入居募集が難しいかもしれないってことを覚悟して購入を検討してください。

image by:Ned Snowman / Shutterstock.com

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1億円大家さん姫ちゃん☆不動産ノウハウ』(2019年3月19日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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