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低リスクで安心かと思ったら…実は、タイミングが重要だったバランス型投資信託のワナ=川畑明美

バランス型投資信託のデメリット

リーマンショック後、超・回復した先進国の株式に比較するとバランス型は思ったほど含み益がなかったのです。

それは、資産の中にあまり増えない「債券」を含んでいたからです。

その投資信託は、先進国の株式・債券と日本国内の株式・債券が主な資産でした。

リーマンショックで株価が下落して、円高も進んだので国内の債券以外は値を下げました。

その後先進国株は上昇しましたが、さらに円高が進んだので、先進国債券はマイナスだったのです。

そのような状態で、お金を使う時期を迎えました。子どもの進学塾費用が毎月5万円ほどかかるようになったのです。

自分で分散すると効率が良い

毎月先進国株に投資する投資信託の利益分を売却して、塾費用にあてました。

バランス型も利益がでている先進国株も配分されていてプラスにはなっていました。

ところが、マイナスになっている債券も同時に保有しています。「先進国株だけ売りたい!」と、感じました。

セットになっているということは大きく減りませんが、使う時には大きく増えないのです。

自分で資産分散をして、それぞれの資産の投資信託を保有した方が効率的と切実に思ったのです。

ファンドラップもロボットアドバイザーもバランス型と同じで全ての資産がミックスされています。

景気の良い時でしたら、すべての資産がプラスになっていますが、お金を使う時期と必ず合致するわけではありません。

このような理由で、私はバランス型の投資信託をオススメしていません。

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教育貧困にならないために』(2019年4月4日・5日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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