米国研究所の影
中国政府は発生源を武漢の市場とし、そこでの動物からウイルスが見つかり、人間に感染したと説明しています。
しかし不自然な面も多く、疑問視する声も少なくありません。
2012年のMERS感染も、当初はラクダが感染源で、これに接触した人間が感染し、それが広がったとされましたが、いずれも動物など自然界からの発生説は疑問視されています。
これが人工的につくられた「生物化学兵器」とすると、これを作れる国は米国かイスラエルではないかと見られています。
今回も米国の研究所(ないしその息のかかった武漢の研究所)で作られた人工的なウイルスとの見方があります。
もし米国人にも感染が広がるようなら、米国資本の医薬品メーカーからワクチンの提供があるのでは、とされますが、いずれにしてもマスク業界から医薬品業界に利益が生じることになります。
トランプ陣営にも負担
もし今回の新型ウイルスが習近平政権を揺さぶるために仕掛けられたとすると、米国の仕掛け説に疑問がわきます。
そもそも、表面的な米中摩擦とは別に、トランプ・プーチン・習近平という3トップの連携があるとされています。
従って、トランプ陣営が仕掛けるとは考えにくい面があります。習近平氏が失脚すれば、彼の下で「新冷戦」を展開しようとするトランプ大統領にも打撃となるからです。
そう考えると、同じ米国でも、トランプ政権を煙たく見ている勢力、つまり軍産系、ネオコン系の仕掛け、という可能性が考えられます。
彼らにすれば、習近平政権を倒し、中国を分裂させて、その中で彼らが権勢を発揮する余地を狙っています。
同時に、習近平氏と連携するトランプ大統領にも打撃を与え、大統領の座から引きずり下ろす手段にもなります。