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テンポイノベーション—増配を発表。今期、インカムゲインの拡充策を積極採用

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テンポイノベーション<3484>は3日、2020年3月期の期末配当の増配を発表した。


同社は「店舗転貸借事業」という強固なストック型ビジネスを営み、2017年10月の上場後も着実に収益を積み上げており、弊社としては中長期的なキャピタルゲインが狙える銘柄とみているが、今期はインカムゲインの拡充策を積極的に打ち出している。

まず、2019年5月に株主優待制度の導入を発表。目的は「株主の皆様の日頃からのご支援に感謝するとともに、当社株式への投資の魅力を高め、より多くの方々に当社株式を保有していただくこと」としており、2020年3月31日以降の毎年3月31日時点で同社株式100株以上を保有する株主に対してジェフグルメカード3000円分を贈呈するという。
続いて、2019年11月には、株式分割と株主優待の実質拡充を発表。12月11日付で1:2の株式分割を実施したが、株主優待制度の保有株式数の基準変更は行わず、実質的な優待拡充を行っている。
そして2020年2月には、2020年3月期通期の配当予想を修正。期初予想では1株当たり配当金は7円(株式分割の影響調整後の数値)であったが、利益面の進捗が好調であることを受け、1株当たり9円に増配している。

これらの施策により、2020年1月末の終値(844円)をベースにした参考配当利回りは1.07%、優待利回り(100株保有時)は3.55%、総合利回りは4.62%となる。
なお、2019年3月期に置いては、配当は1株当たり7円(株式分割の影響調整後の数値)で優待は存在していなかったので、2020年1月末時点の終値をベースにした参考配当利回り及び総合利回りは0.83%である。
前期と比較しても、インカムゲインの魅力が大幅に向上しており、権利確定日である期末に向けてインカムゲイン目当ての買いも活発化していきそうだ。



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