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ドル円、節目を越える?〜転換点を読み解く各通貨ペアチャート分析=川口一晃

ユーロ/円 流れが変わるか

200210_pentagon_Euroyen

<先週の動き>

軟調な展開が続くのであれば、右肩下がりのACラインに沿って推移していくことが考えられた。実際には、B点が位置する時間帯より下げ止まり、ACラインから放れたのだが、先週末にかけて再び大きく値を下げてきた。
次の注目日は2月10日前後である。

A点水準:約123円
C点水準:118円50銭

<今週のポイント>

先週末にC点が位置する時間帯に到達。したがって、週明けに移行、新しい動きが出てくるのか否かに注目したい。
下げ止まるのであれば、CDラインおよびCEラインが下値支持線になることが期待される。

<現在の相場状況>

(基本のポジションとロスカットを含めた転換価格を提示)
下落トレンドの下落局面である。
上昇局面への転換価格(買いシグナル及びロスカット)は、終値で120円90銭を越えることである。

<今週のメインシナリオ>

上値の重たい展開が続いている。先週末にかけて同事線を示現した後、大きな陰線が出現している。また、右肩下がりのACラインに沿って推移していると考えることができるからだ。この場合、119円割れの可能性も出てくる。

<サブシナリオ>

下げ止まりから堅調な展開に移行するする可能性も残っている。C点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯が変化日となり、流れが変わる可能性があるからだ。また、下値支持線CDラインも控えている。この場合、122円台乗せが一つの目標となる。

豪ドル/円 上値を抑えられる

200210_pentagon_AG

<先週の動き>

三尊天井形成から軟調な展開が続くのであれば、ACラインに沿ってC点水準を試す可能性があった。しかし、C点を目の前にして反発。上値抵抗線BCラインを越える場面もあったのだが、C点が位置する時間帯には上値を抑えられ再び下落。
次の注目日は2月24日前後である。

A点水準:約76円50銭
B点水準:約79円50銭
C点水準:約71円75銭

<今週のポイント>

堅調な展開に移行するのであれば、まずはADラインを維持することが必要になる。そして、右肩上がりのACラインを意識した動きになっていくことが求められる。
上値の重たい展開が鮮明になるのであれば、ADラインを割り込みAEラインを意識した動きになっていくことになる。

<現在の相場状況>

(基本のポジションとロスカットを含めた転換価格を提示)
下落トレンドの下落局面である。
上昇局面への転換価格(買いシグナル及びロスカット)は、終値で74円10銭を越えることである。

<今週のメインシナリオ>

軟調な展開が続いている。C点が位置する時間帯にかけて同事線が出現した後、先週末にかけて大きな陰線が出現した。また三尊天井が完成してしまっている。したがって、C点が位置する水準を試す可能性がある。

<サブシナリオ>

堅調な展開に移行する可能性もある。上値低コス円BCラインを越えて来ている。また、右肩上がりの下値支持線CDラインおよびCEラインが控えているからだ。この場合、75円台を動きになっていこう。

Next: ポンド/円 踏み止まるか

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