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新型コロナだけじゃない東京五輪「中止」の理由。減らない放射性物質に世界が恐怖=浜田和幸

世界はまだ「日本の食材」を信用していない

世界の環境問題の専門家の間では「2020年の東京オリンピックの選手村で提供される食材の安全が懸念される」といった声がいまだにくすぶっている。

我々日本人は「不幸な出来事」として記憶の彼方に追いやろうとしているのだろうが、福島原発事故の影響は、いまだに払しょくされていないのである。

安倍首相は福島の汚染水問題について、「すべて安全に処理、管理されている(アンダー・コントロール)」と国際社会に向けて大見えを切った。

その一言が、「2020年東京オリンピック招致」の決め手になったことは間違いない。

しかし、足元の東京の土壌から放射性物質の拡散が確認されていることに関しては、首相からも都知事からも何ら詳しい説明はない。

要は、「不都合な真実」として「見ざる、聞かざる、言わざる」で封印しようとしているのだろうか。

ぶっちゃけ、新型コロナウイルスより健康被害は深刻になる可能性を秘めているわけで、放射性土壌汚染問題には早急な安全確保対策が必要だろう。

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浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』』(2020年3月6日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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