ユーロ/円 下げ止まることが出来るか
<先週の動き>
A点が位置する時間帯より反発に転じ、B点が位置する時間帯にB点水準に引き寄せられた。しかし、B点以降、下値支持線ABCラインを割り込みBDラインに沿って下落が続いている。そして、青線で示した下値の節目に到達した。
次の注目日は4月21日前後である。
B点水準:約118円50銭
C点水準:約123円
D点水準:約115円50銭
<今週のポイント>
週明けにC点が位置する時間帯を通過する。したがって、流れが変わる可能性がある。つまり、下げ止まりから堅調な展開に移行する可能性もある。特に、先週末にかけて同事線も出現しているだけに要注目である。
下げ止まりから堅調な展開に移行するのであれば、上値抵抗線として位置しているBDラインを越えていくことが求められる。逆に、青線水準を割り込んでしまうと弱気が広がることになる。
<現在の相場状況>(基本のポジションとロスカットを含めた転換価格を提示)
下落トレンドの下落局面である。上昇局面への転換価格(買いシグナル及びロスカット)は、終値で117円95銭を超えることである。
<今週のメインシナリオ>
軟調な展開が続いている。B点が位置する時間帯より大きな陰線が出現し、下値支持線と期待されたABCラインを割り込んでしまった。その後は右肩下がりの上値抵抗線BDラインの下方を推移しているからだ。この場合、115円台そしてADラインを試すことが考えられる。
<サブシナリオ>
下げ止まりから堅調な展開に移行する可能性もある。週初に通過するC点が位置する時間帯が変化日となり流れが変わる可能性がある。また、青線で表示をした下値の節目の水準で同事線が出現しているからである。この場合、BDラインを越えて119円台に乗せていくことが期待される。
豪ドル/円 窓埋めとなるか
<先週の動き>
右肩上がりの下値支持線ADラインに支えられて堅調な展開が続いている。C点が位置する時間帯を通過後は下落する場面もあったのだが、ADラインを割り込むことなく推移している。
次の注目日は4月27日前後である。
A点水準:約64円
B点水準:約71円75銭
<今週のポイント>
堅調な展開が続くのであれば、下値支持線ADラインを維持することが期待される。逆に言えば、ADラインを割り込むと弱気が広がることになろう。
相場の世界では赤矢印で示した「窓」は埋めると言われている。したがって、窓埋めを目指した動きが続くのか否かにも注目したい。
<現在の相場状況>(基本のポジションとロスカットを含めた転換価格を提示)
下落トレンドの上昇局面である。下落局面への転換価格(売りシグナル及びロスカット)は、終値で67円30銭を割り込むことである。
<今週のメインシナリオ>
堅調な展開が続いている。A点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯以降、上昇が続き、右肩上がりのADラインが下値支持線となり推移している。この場合、70円台乗せから窓埋めを完了することが期待される。
<サブシナリオ>
上値の重たい展開に移行する可能性もある。C点が位置する時間帯より下落に転じている。また、先週末のローソク足が上ヒゲの長い足になっているからだ。この場合、ADラインを割り込み右下のペンタゴンの中に入ることになる。
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