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20日の中国本土市場概況:上海総合0.5%高で3日続伸、中国の政策に期待感

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週明け20日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比14.06ポイント(0.50%)高の2852.55ポイントと3日続伸した(上海A株指数は0.49%高の2989.62ポイント)。約5週ぶりの高値水準を切り上げている。

中国の政策に期待感。17日に開催された中央政治局会議では、金融緩和と積極財政を継続する方針が確認された。また、中国人民銀行(中央銀行)は20日朝方、事実上の貸出基準金利「ローンプライムレート(LPR)」を事前予想の通り引き下げた。

業種別では、医薬品関連の上げが目立つ。抗生物質や原薬などの華北製薬(600812/SH)がストップ高、CRO(医薬品開発業務受託機関)で中国トップの薬明康徳(603259/SH)が6.2%高で引けた。当局の産業支援策が期待される。上述した政治局会議では、疫病対策、生活支援、ワクチン開発に用途を限定し、特別国債を発行する方針が示された。市場関係者によれば、総額2兆人民元を超える可能性もある。

テレワーク関連株も急伸。通信衛星・放送サービスの中国衛通(601698/SH)が値幅制限いっぱいまで上昇し、総合ネットサービス企業の鵬博士電信伝媒集団(600804/SH)が3.8%高と値を上げた。そのほか、ゼネコンや建材のインフラ関連株、消費関連株、保険株なども買われている。

半面、発電株は安い。華電国際電力(600027/SH)が2.6%下落した。不動産株、銀行株の一角も売られている。

一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が1.84ポイント(0.86%)高の216.49ポイント、深センB株指数が0.76ポイント(0.09%)安の833.12ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)


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