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米国株見通し:伸び悩みか、雇用統計悪化の思惑で下押しも

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(16時20分現在)

S&P500先物      3,088.12(+11.12)
ナスダック100先物  9,672.62(+24.87)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は150ドル高。NY原油先物(WTI)も堅調地合いを維持し、今晩の米株式市場は買い先行となりそうだ。


2日の主要3指数は続伸。ダウは267ドル高の25742ドルで取引を終えた。白人警官による黒人暴行死をきっかけとした暴動は懸念材料だが、この日の相場への影響は限定的となった。多くの主要都市でロックダウンによる制限措置が緩和され、買い安心感につながっている。そうしたなか、NY原油先物(WTI)の強含みを受け、エネルギー関連株の買いを誘発。半面、米中対立の先鋭化への警戒で、一段の買いは抑制された。


今晩も買い先行だが、経済指標が低調なら失速する見通し。経済の早期正常化への期待感から買いは継続するとみられ、本日のISM非製造業景況指数で改善が示されれば関連セクターに幅広い買いが入りやすい。一方、ADP雇用統計は民間部門雇用者数が前月から大幅に持ち直す公算だが、週末発表の失業率は20%近くと、前月よりもさらに悪化が予想される。雇用情勢を見極めるムードが広がれば買い縮小で、指数は伸び悩むだろう。




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