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ZOZO復活の兆し?アパレル各社の「ZOZOがえり」は前澤氏不在のつまらなさを埋めるか=栫井駿介

嘆く株主「前澤氏がいれば」

2020年に入り、新型コロナウイルスがデジタル・トランスフォーメーション(DX)に拍車をかけています。ZOZOにとっては間違いなく追い風です。

行き場のなくなったアパレル業界にとっての「駆け込み寺」としての存在価値は大きいと考えます。ヤフーのバックアップがあれば、これまでのような問題も起きにくくなるでしょう。

ただ、投資対象としてはあまり面白味のある銘柄ではなくなってしまいました。

昨年度業績に対するPERは42倍と高めの水準にあります。着実な成長にしてはやや割高な印象です。

これが前澤氏がいればもっと大きなことをやって、何倍にも化ける可能性があったのでしょう。それならこの高いPERも許容できました。

しかし、今や単なる子会社になってしまいました。そんなに大きな成長は望めないでしょう。だとするなら、この水準で買いたい動機も特にないというわけです。

ZOZO<3092> 週足(SBI証券提供)

ZOZO<3092> 週足(SBI証券提供)

悪い会社ではありません。急成長期は終わりましたが、なお高収益なことに変わりはなく、コロナ禍でも業績を伸ばしています。でも、夢を見たい投資家にとっては「前澤氏がいたら」と思ってしまうこともあるわけです。

「堅実」と「破天荒」――経営にはこの両方が求められると言えます。


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image by:Koshiro K / Shutterstock.com
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本記事は『マネーボイス』のための書き下ろしです(2020年7月26日)
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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【毎日少し賢くなる投資情報】長期投資の王道であるバリュー株投資家の視点から、ニュースの解説や銘柄分析、投資情報を発信します。<筆者紹介>栫井駿介(かこいしゅんすけ)。東京大学経済学部卒業、海外MBA修了。大手証券会社に勤務した後、つばめ投資顧問を設立。

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