居住不要。富裕層に人気の海外ビザ「タイランドエリート」
さて、当メルマガでは以前にもフィリピン、タイ、マレーシアなどの「リタイアメントビザ」が取りやすいという話をしました。
今回は年齢にかかわらず最も簡単にお金で購入をできるビザをご紹介しましょう。タイの「タイランドエリート」というビザは、5年間で50万バーツ(約170万円)、20年で100万バーツ(約340万円)の居住権を得ることができます。
居住の必要もなく、安価で購入することができるために富裕層を中心に人気があります。海外住居とビザを得て、それを登録住所にして海外で資産運用をする富裕層もいると聞きます。申し込みはオンラインで完結できます。また、ビザの正規代理店から購入するとサポートがあり、日本人の代理店もあります。
玄人向けのニュージーランド
コロナの影響でシンガポールに住み続けることが難しくなった日本人の富裕層もいて、次の選択肢としては、ニュージーランドも検討されるようです。
上級投資家ビザは年齢制限なし、英語力不問、事業経験不要と実質誰でも申請ができます。滞在義務も3年の投資期間のうち2年間で、年間44日以上居住すればよいだけ。しかし、1,000万NZドル(約7億)以上の投資を行い、3年間継続して投資できる人が対象です。
これに比べるとタイエリートビザの金額のハードルは非常に小さく、日本人の多くが目指すことができそうです。加えて、タイは日本人にとって住みやすい国です。
ヨーロッパも候補地に
また、キプロスも30万ユーロの不動産を購入し、3万ユーロ以上の年収(扶養者が増える場合は年収要件も上がる)の証明、3万ユーロの定期預金を3年間保有する等で投資家ビザが得られ、順調だと数ヶ月で永住権を入手できるようです。相続税や贈与税等がないのでこちらも最終手段として使われるようです。
そのほか、ヨーロッパだとポルトガル、マルタ、スペイン、アイルランド、ギリシャなども投資や不動産購入により発行される長期居住ビザ(ゴールデンビザ)等があるようです(情報は日々変わります)。
金額や要件は国によって変わりますが、居住をして要件を満たすと最終的に永住権や市民権が取れる場合もあります。