財政難で支援金は打ち止めへ
韓国の財政は、ほか先進国と比べて、GDP比4割ほどで健全だとしている。
しかしながら、今回の緊急災害支援金で精一杯なのが実態だ。統計をいくら誤魔化しても、お金がなければどうしようもない。
しかも現在、韓国の与党と野党は、第4次補正予算で国民1人あたりたった1回1,700円相当の通信費を支給する・しないで揉めている。
野党が反対している理由は、支援金が少ないからではない。通信会社が儲かるためだ。インフルエンザワクチンを無償で受けられるようにするための費用に回せということである。
通信費が1,700円の支給1回きりというのは、国民が馬鹿にされているのだろう。しかしながら、ふたを開けてみればもう高額な支援はできないのだ。つまり、財政難にあるということだ。
次回は韓国の家計負債について特集する予定だが、9月になって負債の増加を危険視する報道が多数見られている。韓国経済の崩壊はすでに始まっていると言えそうだ。
<初月無料購読ですぐ読める! 9月配信済みバックナンバー>
※2020年9月中に初月無料の定期購読手続きを完了すると、以下の号がすぐに届きます。
- 432回「韓国政府が小商工人に緊急災難支援金として1人200万ウォン出すが、ひと月の家賃代にすらない低支援!」(9/20)
- 431回「台風9号と10号で韓国原発6基が停止。原因は台風が運んできた塩分か手抜き施工!?」(9/13)
- 30回「台風10号+コロナ禍+医師のストライキで医療崩壊する韓国」(9/6)
※本記事は、『2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)』2020年9月20日号の抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。
『2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)』(2020年9月20日号)より一部抜粋・再構成
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
初月無料お試し購読OK!有料メルマガ好評配信中
2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)
[月額319円(税込) 毎月第1~4日曜日(祝祭日・年末年始を除く)]
数年ごとに起きるデフォルト危機。世界経済が後退すれば、投資家が真っ先に資金を引き揚げていく新興国市場。輸出依存が96%という恐ろしい経済構造。ヘッジファンドに玩具にされる韓国市場。中国の属国化へと突き進む2014年。並行してスタグフに悩まされる現実。そして、1100兆ウォンを超え、雪だるま式に膨らむ家計債務の恐るべき実態。経済の問題点とは何なのか?なぜ、また、第四次経済危機が迫っているといえるのか。それは読めばわかる!投資、ビジネス、教養、雑談ネタにも最適な、最も韓国経済の実情を知ることが出来るメルマガ。