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「終電繰り上げ、全然アリでしょ」JRを身勝手と批判する報道に反発の声多数

9月初旬にJR東日本の社長が、来春のダイヤ改正からの終電時間の見直しを表明して以来、何かと各メディアで話題になることが多い「終電繰り上げ問題」。

先日も毎日新聞のウェブサイトが、「終電繰り上げ 「働き方変わる」と期待 「身勝手」と批判も JR東日本、21年春に」という記事を配信。ところがこの記事について、ネット上では多くの反響を呼ぶ事態となっている。

特に取沙汰されているのが、タイトルにもある「身勝手」の部分。記事をよく見ると、JR新橋駅近くにある飲食店の女将さんが、終電繰り上げの方針を聞いた際に「身勝手な感じだ」と率直に思ったとあり、その部分がタイトルにも抜粋されたようだが、これが「身勝手と言うほうが身勝手だろ」という形で、格好の批判の的になっているのだ。

マスコミの伝え方が悪いのではという声も

批判の方向性はさまざまあるが、最も多く目にするのが「JRだって民業だから仕方がない」という声だ。

確かに、いくら公共交通だとはいえJR各社も民間企業の一つ。コロナの影響で深夜の利用者が減ったことで、今までの終電時間をキープするのが効率的に悪いとなれば、それを見直すというのが真っ当な方向性だろう。

また同様に、民間企業として従業員の適正な労働時間の遵守や、車両や線路のメンテナンスは大事なことだろうという声も多く見られた。

いっぽうで、たった一人の人間が言ったインパクトある発言を際立たせ、タイトルにも盛り込むという手法に対して、「マスゴミの典型例」「民意の誘導」といった反応があがるなど、伝え手に対して批判する声も一部では見られた。

終電繰り上げ、私鉄にも追随の動き

これまで様々なメディアがさんざん取り上げてきた「終電繰り上げ問題」。ただ、それらに対する反応を見ると、強硬な繰り上げ反対の意見は一部で、上記のようにJR各社の方針に理解を示す、あるいはやむを得ないと考える、そんな冷静な意見が多い印象である。

そのような反応を受けたのか、都内を走る西武鉄道や京急電鉄も終電の繰り上げを検討していると、先日伝えられた。両社が抱える路線的に、JR山手線などのダイヤと連携する必要があるため、こうなるのは当然の流れと言えそうで、他の私鉄各社も同様の対応を取りそうな情勢だ。

もちろん、居酒屋をはじめとした夜の繁華街などへの影響も無視できないところ。ただその意味では、今回「身勝手」という発言が期せずしてフィーチャーされてしまい、「飲食店サイドの言い分は身勝手」といった雰囲気ができてしまったのは、伝える側としては痛恨事だったに違いない。

Next: 終電繰り上げしないなら時間帯で値上げしか無い?

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