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菅政権、アベノミクス継承は化けの皮。忖度なき改革で日本は大相場へ=山崎和邦

柿崎氏を通じてリベラル派の意見を把握する狙いか

柿崎氏は共同通信社の論説副委員長を長く務め、リベラルな論客であるが、極端に言えば左翼の人であった。菅首相はこの人を事実上の首席補佐官に決めた。柿崎氏は9月30日付で共同通信社を退社して首相補佐官に就任した。

彼は8年間、安倍政権の批判の先頭に立っていた。柿崎が「転向」したというならば潔いが、ジャーナリストからは「転びバテレン」として蔑視され、安倍元首相陣からは安倍政権批判の先頭だった者を主席補佐官にするとはどういう腹だろうと反感を持たれているに違いない。

ところで筆者が20年前から一目も二目も置いてきた元外務省主任分析官の佐藤優氏は、こう言っている。佐藤氏は外交官時代に柿崎氏の取材を何度も受けたことがあるが、「事実を知るために徹底的な取材を行い、それを報道するという姿勢を崩さないジャーナリストだった」「オフレコの約束を彼が破ったことは一度もない」。

嗅覚の良い柿崎氏を通してリベラル派が、何を知り、何を考えているかを菅首相が知りたいのかもしれない。

ちなみに筆者は今でも「しんぶん赤旗」をとっている。それは1つには懐古趣味であるが、1つには筆者が推測する菅首相の心底と共通するものがある。

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第1部:当面の市況

(1)当面の市況
(2)マザーズ市場、高値警戒感で大幅急落
(3)25日線からも騰落レシオから見ても過熱のエリアではないが、マザーズ市場は「竿先の曲芸師的な妙味」
(4)ゴールデンクロスが21日に示現、景気敏感株に買いが入った
(5)トランプ対バイデン獲得選挙人数のシミュレーション
(6)欧州市場の流れ
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第2部:中長期の見方

(1)長い間続いた膠着レンジ相場を上抜ける可能性はあるか
(2)菅政権の経済政策への期待;1
(3)菅政権への期待;2
(4)柿崎明二氏を首相補佐官にしたことについての疑問
(5)柿崎明二氏を事実上の首席補佐官に当てるという人事を決定した菅首相の心底は奈辺にあるのか
(6)菅政権も対中国での傍観は許されないと前週号で述べた、その続き
(7)景気と株式相場との関係は「トレンド」見るか「レベル」で見るか、つまり「角度」で見るか「水準」で見るか
(8)菅政権の政策に期待‐デジタル庁の設置と農水産物の輸出拡大
(9)これはバブルだ
(10)バブルの後始末はどうなるか
(11)菅政権と日本株の相場
(12)米国長期金利の下げ止まり傾向
(13)21年度成長率の見通し(IMFが13日公表)
(14)「新・財テク」が日本を救うか?
(15)我々は「世紀の因縁場」に居るのだ
(16)歴代政権に「政策を売り歩く商売人・竹中平蔵」
(17)スウェーデンの失敗
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来週号の予定

・過剰流動性問題
・これはもうバブルだ(銀行の法定準備額の34倍の資金供給をした日銀。1990年来のマネタリーベースは16倍)
・「熱狂する市場、いつ醒める? 異形のバブル、変調の兆しはどこに?」
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2020年10月配信分
  • 長い間続いた膠着レンジ相場を上抜ける可能性はあるか(10/25)
  • 菅政権の「デジタル庁の創設」や「規制改革」を(10/18)
  • 日本株売買の7割前後を占めてきた海外投資家の動向(10/11)
  • 勝者のいない大統領候補者討論会の1回目(10/4)

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※本記事は有料メルマガ『山崎和邦 週報『投機の流儀』』2020年10月25日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

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山崎和邦 週報『投機の流儀』』(2020年10月25日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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大学院教授(金融論、日本経済特殊講義)は世を忍ぶ仮の姿。その実態は投資歴54年の現役投資家。前半は野村證券で投資家の資金運用。後半は、自己資金で金融資産を構築。さらに、現在は現役投資家、かつ「研究者」として大学院で講義。2007年7月24日「日本株は大天井」、2009年3月14日「買い方にとっては絶好のバーゲンセールになる」と予言。日経平均株価を18000円でピークと予想し、7000円で買い戻せと、見通すことができた秘密は? その答えは、このメルマガ「投機の流儀」を読めば分かります。

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