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将来は市場規模5兆円?海外で人気「電動キックスケーター」に日本の反応は冷ややか

バッテリー駆動で走行する「電動キックスケーター」が、このところテレビでも頻繁に取り上げられるなど、注目を集めている。

1月6日にも、フジテレビ系の情報番組「めざましテレビ」で取り上げられ、SNS上では一時トレンド入りするなど大いに話題となった。その番組内でも紹介された、電動キックスケーターのシェアサービスを行う都内にある企業のTwitterには、実際に都内を走行した際の360度動画がアップされており、見てみると思ったよりスピードも出るようで、なかなか軽快な走りっぷりだ。

番組を見た視聴者からは「あれめっちゃいい」「エコだし、速度出るし、気になる」「時代が追いついた感ある」といった、好意的な反応が多く寄せられている。

2025年には市場規模が5兆円との試算も

日本では昨年あたりから新聞などにも取り上げられるなど、注目度が上昇している電動キックスケーター。なんでもコロナ禍における感染予防の観点から、電車やバスなどの公共交通機関とは異なり“密”を避けて移動できる手段ということで、にわかに脚光を浴びたようである。

ただ、アメリカやヨーロッパ諸国をはじめ海外とした諸外国では、都市圏を中心に電動キックスケーターのシェアリングサービスが大々的に展開されるなど、数年前からすでに大流行といえるほどの状況になっているとのこと。アメリカのとあるコンサルの試算によると、2025年には市場規模が5兆円強に達するとされるなど、まさに今後要注目の分野のようだ。

そんな電動キックスケーター、日本の道路交通法では「原付」扱いのようで、公道を走らせるためには原付免許が必要だ。さらにヘルメットの着用が必須で、歩道は走行できないという。さらに、車体自体が原付の保安基準を満たしている必要があり、具体的には前照灯・番号灯・方向指示器等の装着はもちろん、各区市町村などに赴いてのナンバー取得も必要となる。

昨年には、某激安量販店で販売されていた「公道走行可能」と謳われた電動キックスケーターが、実は日本の保安基準を満たしていないことが判明し、販売中止に追い込まれたことも。自家用に購入して公道を走らせるためには、現状ではかなり慎重に事を進めないといけないようだ。

ドライバーからは「怖い」の声が続出

このように今後日本国内でも普及が進みそうな電動キックスケーターだが、同時に心配の声も多くあがる。

まず、タイヤが小さく路面との距離が近いため、雨の日に走らせると大変そうという声。確かにちょっとした水たまりでも突っ込むと、足元がエライことになりそう。また、ついでにタイヤが小さいからという点で、今の時季の雪道などではまったく使い物にならなそうである。

また、そのコンパクトさ故に盗難の心配を口にする方も。機種によっても差はあるが、本体重量はだいたい20㎏前後ということで、確かにワイヤーロックさえ外せばひょいと持っていかれる可能性は大いにありそうだ。

いっぽうで、日頃自動車などを運転する方からは「怖い」という意見が続出。すり抜けがしやすいコンパクトな車体で、なおかつスピードも結構出るということで、ドライバーからすればかなり厄介な存在と見なされているようで、「事故が増える予感しかしない」「絶対流行らないでくれ」といった声も多い。

さらに、そもそも原付と同じ扱いであるならば「今までの原付でいいじゃん」といった声も。先述の盗難の問題にくわえ、電動キックスケーターだと荷物はほとんど積めず、買い物などの用途には使えなさそうということで、購入しても用途はかなり限定されるのではという意見、さらに「座れるほうがいい」といった声も見られた。

海外での大ブームもあり、今後の日本国内における普及も期待される電動キックスケーターだが、それに至るには乗り越えるべき課題も多いようだ。

Next: 「セグウェイの二の舞」との声も

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