バッテリー駆動で走行する「電動キックスケーター」が、このところテレビでも頻繁に取り上げられるなど、注目を集めている。
2021年大注目❗️次世代の乗り物
電動キックスケーターをココ調✨
乗るのが楽しそう〜
7時20分過ぎに放送予定#めざましテレビ#ココ調 pic.twitter.com/uV9AFdqUPm— めざましテレビ (@cx_mezamashi) January 5, 2021
1月6日にも、フジテレビ系の情報番組「めざましテレビ」で取り上げられ、SNS上では一時トレンド入りするなど大いに話題となった。その番組内でも紹介された、電動キックスケーターのシェアサービスを行う都内にある企業のTwitterには、実際に都内を走行した際の360度動画がアップされており、見てみると思ったよりスピードも出るようで、なかなか軽快な走りっぷりだ。
電動キックボードの360度動画https://t.co/7lvMH7ZNqy
視点を変えて見ることができますので、ぜひ、いろんな方向から見てみてください渋谷・原宿を巡っています。#movicle #モビクル #電動キックボード
— movicle | 電動キックボードシェアサービス (@moviclePR) December 25, 2020
番組を見た視聴者からは「あれめっちゃいい」「エコだし、速度出るし、気になる」「時代が追いついた感ある」といった、好意的な反応が多く寄せられている。
めざましで電動キックスケーターっての見たんだけどあれめっちゃいい…カスタムしてもらってナンバー取れば原付として普通に公道走れるらしくて結構本気で購入考えてる
— つかんこ (@tsukanko16) January 6, 2021
公道走れる電動キックスケーターいいな、欲しいかも。 時代が追いついた感あるw pic.twitter.com/L0jbYmAqiw
— そら:【空】 (@soratto33) January 5, 2021
2025年には市場規模が5兆円との試算も
日本では昨年あたりから新聞などにも取り上げられるなど、注目度が上昇している電動キックスケーター。なんでもコロナ禍における感染予防の観点から、電車やバスなどの公共交通機関とは異なり“密”を避けて移動できる手段ということで、にわかに脚光を浴びたようである。
ただ、アメリカやヨーロッパ諸国をはじめ海外とした諸外国では、都市圏を中心に電動キックスケーターのシェアリングサービスが大々的に展開されるなど、数年前からすでに大流行といえるほどの状況になっているとのこと。アメリカのとあるコンサルの試算によると、2025年には市場規模が5兆円強に達するとされるなど、まさに今後要注目の分野のようだ。
そんな電動キックスケーター、日本の道路交通法では「原付」扱いのようで、公道を走らせるためには原付免許が必要だ。さらにヘルメットの着用が必須で、歩道は走行できないという。さらに、車体自体が原付の保安基準を満たしている必要があり、具体的には前照灯・番号灯・方向指示器等の装着はもちろん、各区市町村などに赴いてのナンバー取得も必要となる。
昨年には、某激安量販店で販売されていた「公道走行可能」と謳われた電動キックスケーターが、実は日本の保安基準を満たしていないことが判明し、販売中止に追い込まれたことも。自家用に購入して公道を走らせるためには、現状ではかなり慎重に事を進めないといけないようだ。
ドライバーからは「怖い」の声が続出
このように今後日本国内でも普及が進みそうな電動キックスケーターだが、同時に心配の声も多くあがる。
まず、タイヤが小さく路面との距離が近いため、雨の日に走らせると大変そうという声。確かにちょっとした水たまりでも突っ込むと、足元がエライことになりそう。また、ついでにタイヤが小さいからという点で、今の時季の雪道などではまったく使い物にならなそうである。
電動キックスケーターほしいいいい
都会めちゃ便利やん
雨の日大変やけど— しょこ (@otamatone0314) January 5, 2021
原付2種タイプで60km/h出る電動キックスケーターは16万円とか。
屋内持ち込みで充電するなら置き場に困らないか…
でもカウルがないから降雨時は合羽着ても足元濡れそう。 pic.twitter.com/ZvAM5RdNhK
— ekkamai49 (@ekkamai45) January 5, 2021
また、そのコンパクトさ故に盗難の心配を口にする方も。機種によっても差はあるが、本体重量はだいたい20㎏前後ということで、確かにワイヤーロックさえ外せばひょいと持っていかれる可能性は大いにありそうだ。
電動キックスケーター便利そうでいいですね!事故と盗難のリスクは注意かな?原付だと少し幅も取るし駐車場代もかかるから、マンション住まいなどの方に向いてるかもですね!#電動キックスケーター #めざましテレビ
— ポチット(p`o`chitto)@40歳シンママブロガー (@OChitto) January 5, 2021
電動キックスケーターは悪天でさえなければ、手軽に移動出来る手段でいいのだけど、日本の法律的に色々めんどくさいのと、盗難対策がしずらいのも問題。
それでも電動キックスケーターは欲しいんだけどね… #めざましテレビ— 名刀無垢 (@meitoumuku) January 5, 2021
いっぽうで、日頃自動車などを運転する方からは「怖い」という意見が続出。すり抜けがしやすいコンパクトな車体で、なおかつスピードも結構出るということで、ドライバーからすればかなり厄介な存在と見なされているようで、「事故が増える予感しかしない」「絶対流行らないでくれ」といった声も多い。
電動キックスケーターめっちゃ危なくない?車運転してる側としたら怖いんだけど
— ( 'ω')@死んだ目男子がすき (@kchanx714) January 5, 2021
電動キックスケーターなんてもの絶対流行らないでくれ…と朝のニュースを観て思っています
— スラマッパギ (@wakkey18) January 5, 2021
電動キックスケーター、事故が増える予感しかしない #めざましテレビ
— 青海波 (@seigaiha5) January 5, 2021
さらに、そもそも原付と同じ扱いであるならば「今までの原付でいいじゃん」といった声も。先述の盗難の問題にくわえ、電動キックスケーターだと荷物はほとんど積めず、買い物などの用途には使えなさそうということで、購入しても用途はかなり限定されるのではという意見、さらに「座れるほうがいい」といった声も見られた。
テレビで電動キックスケーターの特集やってたけど原付と同じ扱いになるんだったら原付の方が良くない?座れるしw
— 狗丸 (@inumaruuun) January 5, 2021
電動キックスケーター、原付の扱いなら原付買ったほうがいいなって思ってしまった…自賠責も入らないといけないし、荷物の関係とかデザインとか…
— りか (@Ricarin13) January 5, 2021
海外での大ブームもあり、今後の日本国内における普及も期待される電動キックスケーターだが、それに至るには乗り越えるべき課題も多いようだ。
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