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楽天モバイル「1GB無料」の衝撃。罠ではなくガチお得「契約して寝かす」ポイント倍率UPの裏ワザ早くも登場で楽天経済圏は新ステージへ

楽天モバイルは29日、新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」を4月1日から提供すると正式に発表した。

新プランの主な内容は、様々なメディアが事前に報じていた通りで、報道によるとデータ利用量に応じて4段階に自動的に変動するもの。1GBまでは無料で利用でき、それ以上は1~3GBまでが980円、3~20GBまでが1,980円、20GB以上は2,980円となっている。

さらに現在実施中の新規契約から1年間は料金無料のキャンペーンは、今回の新プランにも適用されるとのこと。また、専用アプリのRakuten LINKを利用した通話も、引き続き無料で提供するという。いっぽうで人口カバー率のほうは、基地局整備を急ピッチで進めることで、現時点の73.5%から3月末には80%、夏には96%となる見込みだという。

楽天ポイントのため「契約して寝かす」との声も

今回、新料金プランを発表した楽天モバイルも含め、ネット通販やクレジットカード、ネット銀行など事業の多角化が目覚ましい楽天。先日28日には、楽天の社名を今年4月から「楽天グループ」に変更すると発表し、いわゆる「楽天経済圏」の結束をさらに強固なものとする姿勢を見せている。

楽天経済圏の魅力といえば、上記に挙げたような様々なサービスを利用した際に会員に付与される「ポイント」なのは言うまでもない話。さらに楽天では、自社サービスの利用状況などに応じて、ポイント付与の倍率をアップさせるSPU(スーパーポイントアッププログラム)を採用している。これは楽天カードや楽天銀行、果ては今回の楽天モバイル等々、自分の身の回りを楽天が手掛ける様々なサービスで染め上げれば、楽天市場で何かモノを買った際に付与されるポイントが、通常の10倍やそれ以上の倍率になるというもの。最近は家計防衛に対する意識の高まりもあって、いわゆる「ポイ活」に目覚める方も増えており、そういった層からも楽天のポイントシステムは支持を集めているようだ。

そんな楽天経済圏の隆盛ぶりを物語っているのが、先日28日に発表された楽天市場の流通総額だ。昨年から続くコロナ禍による巣ごもり需要の増加もあって、このところ急激に伸びているようで、2020年の流通総額は3兆円越えと、ここ2年で1兆円を上乗せ。さらに2030年頃までには10兆円を目指しているという。

また、それに連動するかのように楽天カードのほうも、2020年の取扱高が前年から20%超増えて、なんと11兆円に到達したと報じられた。ちなみに年間の取扱高が10兆円の大台を超えるのは、国内のカード会社内では初の出来事とみられているという。

このように楽天経済圏が急成長に沸くなか、どうにも冴えないのが今回新プランを発表した「楽天モバイル」だ。基地局整備などの先行投資により大赤字が続いている状況で、好調な楽天市場など本業の儲けを楽天モバイルで溶かしていると専らの評判。なかには「楽天モバイルだけを利用するのが、実は最も旨味がある」といった説も飛び出す始末だ。

ただ、今回の新プラン発表で「1GBまで無料」という料金体系が明らかになったことで、「それならSPUのために楽天モバイルを契約して、寝かせておくのもアリかも」といった声が、ネット上では多くあがっている。

実際、今回の発表で楽天モバイル契約でのSPU「+1倍」が継続されるとのアナウンスがされており、これは楽天経済圏のユーザーにとっては朗報。さらに、楽天モバイル的にもこれで契約者数が増えれば、まさにwin-win……といったところだが、その反面で「そこは今後改悪されるんだろうな」といった冷静な意見も。このあたりの扱いが今後一体どうなっていくのかも、楽天ユーザーにとっては今後の注目どころのひとつだろう。

マー君復帰発表は「会見のPRため」だった?

今回の新プラン発表で、従来からの携帯キャリア大手3社に改めて挑戦状を叩きつける格好となった楽天モバイル。そんななか、ネット上でとりわけ取沙汰される格好となっているのが「楽天vsソフトバンク」の対立構図だ。

楽天が築く楽天経済圏に対して、ソフトバンク側もヤフーやPayPayを傘下に入れてECや決済部門を強化するなど、経済圏形成に躍起になっている状況。さらについ最近では、元ソフトバンク社員だった男性が最新の5G技術に関する営業秘密を不正に持ち出し、楽天モバイルへと転職していたことが報じられ、ソフトバンク側がリリースで楽天モバイルを何度も名指し批判していたことも記憶に新しいところだ。

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さらに楽天とソフトバンクといえば、ともにプロ野球球団を持ち、同じリーグでしのぎを削りあう関係であることも、その対立が注目される一因となっている。ちなみに昨年の成績は、地道な選手育成が実を結んだソフトバンクが日本一の栄冠に輝いたのに対し、大型補強で臨んだ楽天は中盤に失速してBクラスの4位と、明暗が分かれる格好となった。

そんな来シーズンに雪辱を期す楽天だが、なんと今回の楽天モバイル新プラン発表の前日である28日に、現役メジャーリーガーである田中将大投手の復帰を発表。このサプライズに対してネット上では驚きの声が多くあがるいっぽうで、「楽天モバイルの会見をPRするため?」といった穿った見方も。さらには「マー君の年俸9億円で基地局立てろ」といった意見など、様々な反応が飛び出している。

野球の話は置いとくとしても、スマホ業界内において料金などサービス面での競争が、各社間で激化していることに関しては、多くのユーザーが歓迎しているのが事実。さらに、楽天や大手キャリア3社による大幅値下げにより、価格面での優位性が薄れつつある格安スマホ勢の対抗策も気になるところで、それらも含めた今後の動向にはさらなる注目が集まる。

Next: 「田中将大、楽天と2年契約」って実は…

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