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楽天が5G産業スパイ疑惑とクレカ改悪で大炎上。声明矛盾に総ツッコミ、英語で全世界に釈明会見待ったなしか

元ソフトバンク社員だった男性が、最新の5G技術に関する営業秘密を不正に持ち出し、競合する楽天モバイルに転職していたという驚きの事件。各メディアが、その続報を次々と伝えている。

1月12日に不正競争防止法違反の容疑で逮捕された楽天モバイル社員の容疑者は、2019年の大晦日に自宅から私用パソコンでソフトバンクのサーバーに接続。5Gの技術情報ファイルをメールに添付して自分宛てに送信し、不正に持ち出した疑いを持たれている。容疑者はその翌日である2020年1月1日付で、楽天モバイルに転職していた。

また逮捕後の報道により、容疑者は大晦日だけでなく、退職するまでの1か月の間におよそ30回にわたって170点ほどのファイルを持ち出していたことが判明し、その行為が決して一時の出来心ではなく、継続性かつ計画性があったものと見做される格好に。他の報道によると警視庁は、容疑者の転職の条件として楽天側から情報の持ち出しなどの指示があったとみていて、報酬の有無についても調べているという。

いっぽう持ち出されたデータに関しては、容疑者が楽天モバイルでの勤務で使っていたパソコンに残っていたと判明。さらにデータは、楽天モバイルのサーバーにも保存されていることが分かり、同社内で容疑者とその同僚らでデータ共有していた疑いもあるということだ。

楽天モバイルの“声明”に総ツッコミ状態

最新のスマホにおいても普及が急速に進むなど、多くの人にとってなじみの深い5G技術の関する情報漏洩であることもさることながら、メール添付で持ち出すというアナクロすぎる手口もあって、何かと耳目を集めている今回の事件。

なかでも、SNS上などで総ツッコミ状態となっているのが、容疑者が逮捕された12日に楽天モバイルが公開した従業員の逮捕についてなる声明だ。

この文書内において、楽天モバイルは「関係者の皆様にご心配をお掛けしておりますことは、誠に遺憾です」としながらも、不正に入手された営業秘密のデータに関しては、社内調査の結果「当該従業員が前職により得た営業情報を弊社業務に利用していたという事実は確認されておりません」としている。ただ逮捕後の報道で、同社のサーバー内にもデータが入っており共有できる状態だったことが判明しており、早くも社内調査の信憑性にケチが付く格好となっている。

さらに、楽天モバイルの声明には「5Gに関する技術情報も含まれておりません」とも記載。これに関しては「ていうか、やっぱりデータの中身を把握してるやん」というツッコミが多数寄せられている。

このように、何かとツッコミどころが多い楽天モバイルの声明文に対して、ネット上では「まあそう言うしかない」という同情の声もあるいっぽうで、やはり「クソみたいなプレスリリース」「楽天の広報は明らかにおかしい」といった厳しい意見が殺到。捜査の進展により、数日経たないうちにメッキが剥がれる形になっているだけに、それらを踏まえたうえでの再びの声明を求める声が多くあがっている。

炎上続きでドツボにハマる楽天グループ

「日本のスマホ代は高すぎる!」という米倉涼子さんによるCMフレーズとともに、華々しく携帯キャリア事業に参入したものの、それに対抗して従来からの携帯キャリア3社も昨年末から新格安プランを相次いで発表。これによって、結果的には日本のスマホ代は安くなったものの、自分自身は窮地に陥っているというのが、このところの楽天モバイルを取り巻く状況。

そんな最中に持ち上がった、今回の営業秘密の不正持ち出し事件。ソフトバンク側は1月12日付のプレスリリースにおいて「当社営業秘密の利用停止と廃棄等を目的とした民事訴訟を提起する予定」と公表している。先述の楽天モバイルによるリリース文中には、ソフトバンクのソの字も無かったのに対し、このソフトバンクのリリースでは「楽天モバイル」を名指しで批判。さらに1,000文字ほどの短い文章にも関わらず、その社名をタイトルも含め7度も繰り返しているところからも、ソフトバンク側の怒り心頭ぶりが大いに窺える。

そんな楽天とソフトバンクとの対決模様に対して、にわかにザワついているのが野球好き、とりわけパリーグを愛するファンたちだ。昨シーズンは、日本シリーズも制して日本一となったソフトバンクに対して、楽天は首位・ソフトバンクに16.5ゲーム差を離されての4位。このことから「楽天がソフトバンクから5G盗んだから ゲーム差は11.5Gに縮まった」とうまいことを言い出す人も現れるなど、当事者たちの真剣ぶりを他所に盛り上がっており、果ては「野球で決着を付けろ」との意見も飛び出す始末。ちなみに昨年の両チームの直接対決は、ソフトバンクの15勝に対して楽天は9勝で、楽天が大きく負け越している。

 

いっぽう楽天に関していえば、今回の「営業秘密の不正持ち出し」事件と同時並行で、楽天ゴールドカードの規約変更が“改悪”だということで、目下のところSNS上で大炎上が起きている。というのも、これまで楽天市場で楽天ゴールドカード決済をした場合に「+4倍」付いていた楽天ポイントが、来春から普通の楽天カードと同じ「+2倍」の付与に下げられることが発表され、「だったら、年会費無料な普通の楽天カードに戻す」といった声が続出しているのだ。

 

 

俗に言う「楽天経済圏」をより強固なものとするための、重要なピースのひとつと目されていた「楽天モバイル」も、今回の不正発覚によるイメージダウンで、更なる窮地に陥ることは必至。さらに、その「楽天経済圏」のキモ中のキモともいえるポイント付与に関する改悪も相まって、その原因のほとんどが自らの失策とはいえ、究極のドツボにハマりつつある楽天グループ。再浮上に向けて、今後どのような手を打ってくるのかに注目が集まるところだ。

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