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テスラバブル崩壊でも影響軽微?1950年代に似た「強い経済」復活で日経平均4万円へ=藤井まり子

2021年、黄金の1950年代にも似た「強い経済」が復活する?

2月に入ってから、内外の株式市場は、特に日本株式市場は「スピード違反の疑いのある速度」で力強く上昇してきました。

アメリカでは、インフレとインフレ期待(近い将来のインフレ予想)も急ピッチで上昇してきました。

その結果、当然と言えば当然のことですが、アメリカでは、2月16日(現地時間)から長期金利も「スピード違反の疑いがある速度」で上昇してしまいました。

2月12日までは1.10%台で安定的に推移していたアメリカの長期金利が、21日には1.34%まで急上昇しました。この場合、急騰(一気に飛び上がるような急上昇)ではないことには、ご注意ください。

その後、内外の市場では、株価は調整と言えるほどの大きさではないにしろ、弱含みしました。

株価と並行するかのように、長期金利のほうは日ごとに「利回りが急上昇(=価格が下落)するたびに、即座に買いが入って利回りは下落(=価格が上昇)する」といったことを繰り返しています。

当メルマガでもお伝えしておりますように、「超の付くウルトラ過剰流動性」は、株価のみならず、ドル国債市場をも、安くなったらガブリがぶりと飲み込んで、買い支えて、「急騰(=価格の暴落)」を防いでいるのです。

いま最も注目を払うべきは、アメリカ国内の実質金利の水準。

アメリカの実質金利は、いまだに「マイナス0.87%」とマイナス圏。実質金利がマイナス圏を安定的に推移している限り、この実質金利は、アメリカの景気拡大を支え続けています。

おそらく「今回の内外の株式市場の調整は、調整と呼べるような調整とはならないでしょう。

「内外の株価は駆け足で上昇し過ぎた後の、小休止」「絶好の押し目買い」と言ったところです。

「テスラのバブル崩壊」というグレーススワン(灰色の白鳥)が飛び立ちました。が、「このグレースワン」がアメリカ株式市場全体に与える影響は、とても小さいです。

なぜならば、テスラの時価総額の「アメリカ株式市場全体の時価総額」に占める割合は、0.3%程度ととても小さいからです。

引き続き、世界経済全体、アメリカ経済全体への強気は継続します。

2021年末の株価目標を、若干修正します。ダウは上方へ、S&P500は下方へ、日経平均ほぼ変わらずです。

金利上昇に伴い、今後はハイテクなどのキラキラしたグロース株から、景気敏感株やローテクなどのバリュー株へと大きなローテーションが起きるからです。

・ダウは、3万5,000ドル。
・S&Pは、3,900~4,200ポイント
・日経平均は、3万3,000円

引き続き、合い言葉は「強い経済、インフレ、株高、債券安(長期金利の上昇)」です。「黄金の1950年代にも似た強い経済」が復活すると見ています。

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2021年2月配信分
  • 引き続き「強気継続」(2/22)
  • グレースワンが飛び立った!?おそらく、テスラ株のバブルはとても近いうちに弾けるだろう(2/19)
  • 「グレースワン(灰色の白鳥)」が飛び立った!”~テスラ株のバブルは弾けるだろう!(2/19)
  • 「日経平均:3万円」大台回復の背景~「バイデンヘリマネ」はインフレに火を付ける!♪~(2/16)
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image by:mccv / Shutterstock.com
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藤井まり子の資産形成プレミアム・レポート』(2021年2月22日号)より一部抜粋、再構成
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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