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「安すぎる」地銀株は買い時か?納得の不人気理由、あえて買う人に教えたい投資戦略3つ=栫井駿介

<不人気の理由その2:財務悪化懸念>

コロナ後における財務悪化懸念もあります。 この新型コロナを受けて、今政府は政府保証を付けてなんとか銀行にお金を貸し出させようとしています。

何兆円もの金額になっているのですが、政府の信用保証というのは2〜3年というところですから、これが終わってしまうといよいよ銀行が自ら貸し倒れリスクを負ってお金を貸さないといけないということになります。

しかし飲食店や観光業などは、相当傷んでいるという風に思われますから、これらの企業がバタバタと倒れてしまって、その損失を銀行がかぶるということになると、巨額損失が生まれてしまいかねない状況になっているわけです。

これが、株価が下がって割安に放置されている2つ目の理由です。

<不人気な理由その3:稚拙な有価証券運用>

そして、3つ目としては稚拙な有価証券運用というものがあります。

そもそも地方銀行というのはオーバーバンキングと言われていて、各県に2つとか3つとかの地方銀行があったりします。 しかし、正直、2つ3つ違う銀行があったところで、どれを選ぶかっていうのは特に関係ないわけです。

銀行がたくさんあるということは、貸出先がどんどん足りなくなるということです。 貸出先が無いということになると、あとは有価証券で運用するしかないわけです。

有価証券は一般的には国債とか社債というところになるのですが、今国債の金利もほぼゼロですから、それで運用しても仕方がないわけです。

そうなったときに何をするかというと、例えばREITに手を出してみたりとか、あるいは証券会社が持ってくるような怪しげな為替がらみの商品とか、場合によっては大きな損失を被りかねない商品、それらに手を出してしまうということは、実は地方銀行では珍しくありません。

というのも地方銀行に入ってくる人というのは、基本的には貸し出しのプロではありますが、運用のプロではありません。

運用のプロでない人が、余ったお金を何とか運用しないといけないということで付け焼刃に行った結果、証券会社からちょっとリスクの高い商品を売られてしまうという現状があるわけです。

これが失敗してしまうと、これもまた大きな損失になってしまうことがあります。

以上の3つが地方銀行が割安に評価されている理由という風に考えます。

Next: 割安株が上昇するときの3つのパターン

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