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米長期金利は量的緩和策の段階的な縮小を十分織り込んだ水準か

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 30日のニューヨーク外為市場では、米長期金利の低下を意識してドルは上げ渋ったが、量的緩和策の年内縮小の可能性は残されており、リスク回避的なドル売りは拡大しなかった。市場参加者の間からは「9月3日発表予定の8月米雇用統計が市場予想を下回った場合、量的緩和策の縮小開始時期は先送りされる可能性がある」との声が聞かれている。ただ、「雇用市場は来年にかけてゆるやかに拡大する可能性は高い」との見方もあるため、量的緩和策が段階的に縮小されることについて異論を唱える市場参加者は極めて少ないようだ。
 なお、米長期金利については、量的緩和策の段階的な縮小を織り込んだ水準で推移しているとの見方が多く、インフレ加速につながる材料が提供されない場合、1.5%近辺まで上昇する可能性は低いとの見方が多いようだ。

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