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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は続伸、欧州株高が好感

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【ブラジル】ボベスパ指数 117868.63 +0.80%
6日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比935.39ポイント高(+0.80%)の117868.63で取引を終了した。116155.8から117981.00まで上昇した。

売りが先行した後は買い戻され、引けまで狭いレンジでもみ合った。欧州株高が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、経済活動の正常化期待なども引き続き支援材料となった。一方、指数の上値は重い。成長予想の下方修正などが足かせとなった。ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人を対象にまとめた調査では、2022年の成長予想が前回の2%から1.93%に引き下げられた。また、2022年末の政策金利が7.75%まで引き上げられるとの予想も示された。不安定な政治環境やインフレ加速などが指摘された。

【ロシア】MOEX指数 4028.25 +0.66%
6日のロシア株式市場は4日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比26.55ポイント高(+0.66%)の4028.25で取引を終了した。4003.49から4028.25まで上昇した。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を拡大させた。欧州市場の上昇が好感され、ロシア株への買いも広がった。また、天然ガス大手ガスプロム(GAZP)の上昇も指数をサポート。同社が主導するロシアとドイツを結ぶガスパイプライン「ノルドストリーム2」について、完成に近づいているとの発表が支援材料となったもようだ。一方、弱い経済指標が引き続き指数の足かせとなった。

【インド】SENSEX指数 58296.91 +0.29%
6日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比166.96ポイント高(+0.29%)の58296.91、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同54.20ポイント高(+0.31%)の17377.80で取引を終えた。

買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。成長加速観測が支援材料。新型コロナウイルスワクチンの普及に伴う経済活動の正常化観測を受け、2021年度の成長率が11%まで加速するとの見方が出ている。また、新型コロナワクチンの普及を受け、新型コロナ「第3波」による経済への悪影響が限定的だとの見方も好感された。

【中国本土】上海総合指数 3621.86 +1.12%
週明け6日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比40.13ポイント高(+1.12%)の3621.86ポイントと反発した。約3カ月ぶりの高値水準を回復している。

経済対策の期待感で買われる流れ。中国証券報は6日、中国人民銀行(中央銀行)は預金準備率や金利の引き下げ余地があると専門家の意見として報じている。足もとの景気指標が総じて弱いものとなる中、市場関係者の間では「景気の腰折れを回避するため、当局は金融・財政政策を強める」との見方が優勢だ。
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