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波乱含みの展開を警戒しつつも徐々に底入れを想定した動きも意識

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 2日の日本株市場は、波乱含みの展開を警戒しつつも徐々に底入れを想定した動きも意識されそうだ。1日の米国市場ではNYダウが461ドル安だった。朝方こそ前日の大幅な下落に対する自律反発狙いの買いが先行する格好となり、NYダウの上昇幅は一時500ドルを超える場面も見られた。その後、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が下院金融サービス委での証言で量的緩和(QE)縮小を早める可能性を再表明し上げ幅を縮小。疾病管理予防センター(CDC)が国内初の変異株(オミクロン株)感染を確認したと発表、投資家心理が悪化し大きく下落に転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比760円安の27420円。円相場は1ドル112円70銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャッダウンで始まることになろう。米国では変異株(オミクロン株)感染を確認したことが景気回復を遅らせるとの懸念に繋がったようである。ただし、欧州各国で感染が広がるなかで米国内での感染は想定線であったとも考えられ、パニック的な売りの影響が大きいだろう。一方で、世界保健機関(WHO)の主任科学者がワクチンで重症化を防げる公算大との考えを示していることもあり、冷静さを取り戻しそうだ。

 VIX指数は10カ月ぶりに30台に上昇してきたことから、一段の株安を想定したリスク回避姿勢が強まりやすいところ。一方で、市場のセンチメントは完全に悲観に傾いたと見られるため、格言を用いれば、悲観の中での買いとなる。楽観的な見方ではないものの、連日で値幅の大きい荒い値動きが続くなかで、次第に底入れのタイミングを見極めたいとする動きが意識されそうだ。日経平均は10月安値に接近してきており、ダブルボトム形成への期待も出てくるだろう。NYダウについても52週線に接近してきたことから、底入れを想定したセンチメントに向かいそうだ。

 物色の流れとしては指数インパクトの大きい値がさ株はインデックス売りの影響を受けようが、SOX指数は下落したものの高安まちまちであり、ハイテク株への押し目狙いのスタンス。また、中小型株についてはマザーズ指数の下落を見る限り個人投資家の需給状況は悪化している可能性が高いものの、底堅い値動きを見せている銘柄などへは順張り投資での値幅取り狙いとなろう。
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