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新興市場銘柄ダイジェスト:トミタ電機はストップ安、ウチダエスコがストップ高

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<4699> ウチダエスコ 2660 +500
ストップ高。親会社の内田洋行<8057>が株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表している。TOB価格は1株につき4130円(3日終値は2160円)で、期間は6日から22年1月24日まで。完全子会社化を企図しており、ウチダエスコ株は上場廃止となる予定。連携体制確立による競争力強化に加え、リソースの有効活用による経営資源の最適化や親子上場の解消を図ることが目的。


<6898> トミタ電機 2004 -500
ストップ安。22年1月期第3四半期累計(21年2-10月)の営業損益を1.44億円の黒字(前年同期実績1.18億円の赤字)と発表している。設備関連機器向けや半導体製造装置向けの需要が堅調に推移した。中国市場での5G向けやEV向けの需要が増加したことも黒字転換に寄与した。通期予想は1.06億円の黒字で据え置いた。第3四半期累計時点で既に上回っているが、業績修正が見送られたことから材料出尽くし感が広がっているようだ。


<4707> キタック 325 +14
大幅に続伸。22年10月期の営業損益予想を2.34億円の黒字と発表している。地質・地盤調査、土木設計、環境の技術力と業務経験に加え、ICT技術などを活用して黒字転換を目指す。同時に発表した21年10月期の営業損益は0.07億円の赤字で着地した。連結化したため、前期比増減率は非開示(前期は単体で2.32億円の黒字)。新型コロナウイルス感染拡大の影響で顧客からの発注が遅れたことなどが響いた。


<3185> 夢展望 322 +18
大幅に3日ぶり反発。東証が6日から信用取引規制を解除している。夢展望株は、前営業日まで信用取引による新規の売付及び買付に係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)とする規制措置を受けていた。日証金も増担保金徴収措置を解除している。規制解除で売買が活性化するとの期待から買いが集まっているほか、夢展望株は11月11日に年初来高値を付けてから急落しており、押し目買いも入っているようだ。


<7078> INC 2813 +500
ストップ高。東証が6日から信用取引規制を解除したことが好感され、買いが殺到している。前営業日まで信用取引による新規の売付及び買付に係る委託保証金率を70%以上(うち現金40%以上)とする規制措置を受けていた。日証金も増担保金徴収措置を解除した。1日に直近安値(1694円)を付けた後、株価が上昇基調に転じており、底を打ったとの見方も買い安心感につながっているようだ。


<2150> ケアネット 1065 +36
大幅に続伸。9月3日に発行した第1回新株予約権のうち20日付の残存分を全て取得し、直ちに消却すると発表している。取得・消却数は3300個。事業開発の段取りを遅らすことなく機動的に前進するために必要な資金は一定量確保できたと判断したという。新株予約権の取得・消却で将来の株式価値の希薄化懸念が払拭されたとの見方から、買い優勢で推移している。
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