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欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、米国内での変異株警戒も引き締め期待

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6日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。米国内で新型コロナウイルス・オミクロン株感染が拡大しているもようで、リスク回避の円買いが先行。ただ、米金融引き締めの期待が続き、ドルは売りづらい展開となりそうだ。

3日に発表された米雇用統計は失業率が予想の4.5%を下回る4.2%に改善した半面、非農業部門雇用者数は前月比+21.0万人と前月の+54.6万人(修正後)から大幅に悪化。この日は米10年債利回りの低下でユーロ・ドルは1.1260ドル台から切り返し、ドル・円は113円半ばから1円程度も下落。ただ、週明けアジア市場は米国内でのオミクロン株まん延を警戒した円買いが主要通貨を押し下げたが、米金利の回復でドルは買い戻された。

この後の海外市場で重要イベントは予定されておらず、金利や株価が手がかりとなる。報道によると、米国では16州でオミクロン株の感染者が確認され、バイデン政権はワクチン接種を呼びかけるなど警戒を強める。今後まん延した場合には経済の腰折れ要因となり金融政策にも影響するため、ドル・円はやや下押しされそうだ。ただ、連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を来週に控え、ドルは引き締め期待の継続で円に対し下げづらいだろう。

【今日の欧米市場の予定】
・18:30 英・11月建設業PMI(10月:54.6)


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