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優良物件だけど「ゴミ屋敷」…不動産投資家は買う?やめる?損しない判断基準を解説=姫野秀喜

「ゴミ屋敷」の場合はリフォーム代が余計にかかる

しかし、実は、それ以外にも問題があったのです。まぁ、問題というか、どうしても気になる点があったのです。

それは「もしかしたら、ゴミ屋敷の部屋があるかもしれない」という懸念でした。物件をたくさんみていると、窓の状況や周囲の散らかり方、共用部の使われ方などから「ゴミ屋敷」が読み取れるようになります。

今回もなかなか、危険な臭いがします。ゴミ屋敷だった場合、最悪、床が抜けるなど、リフォーム費用が膨大にかかる可能性があります。

このリフォーム費用分を値引きしてくれるのであれば購入してもよいかもしれませんが、残念なことに今回は値引き不可とのことでした。

物件価格にゴミ屋敷のリフォーム代を加えると、利回りもかなり下がります。

ということで、今回の物件は見送りが正しいのではないかと思いました。

ゴミ屋敷だから一律ダメというのではなく、ゴミ屋敷を検討する時は、その部屋のリフォーム代を物件価格に加味して考えるのもよいでしょう。

そうすれば、たとえゴミ屋敷でも、購入したほうが得なのか、購入しないほうがいいのかがわかると思います。

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image by:A-photographyy / Shutterstock.com

1億円大家さん姫ちゃん☆不動産ノウハウ』(2021年12月10日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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