fbpx

子どもにも「FIRE」の考え方を教えるべき2つの理由。知れば夢に向かって走り出す=遠藤功二

子どもに早期リタイアについて教えようとすると、「まだ就職もしていない子どもに、FIREの話なんて10年早い」と感じる方は多いと思います。しかし伝え方次第で、子どもたちが自分の夢を追いかけ、そのために自己投資と資産の投資を学ぶきっかけになります。(『億の近道』遠藤功二)

【関連】仕事は60歳でスパッと辞めよ。人生100年は嘘、死ぬ間際に後悔しない「FIRA60(ファイラ60)」の人生プラン=榊原正幸

プロフィール:遠藤 功二(えんどう こうじ)
日本FP協会認定CFP、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)、MBA(経営学修士)。大学時代に借金に追われた経験からFPの資格を取得し、金融機関に就職。証券会社と外資系銀行で延べ1,000人以上の顧客を資産運用アドバイザーとして担当したが、組織のしがらみで顧客中心のサービスが提供できず、雇われFPとして働くことに限界を感じる。しかし、収入が途絶えることの恐怖から簡単には、会社から踏み出すことができず、ストレスを貯める日々を送る。FP資格やMBAをとっても、会社にお金で縛られていたら何もできない。「お金のためだけに働くつまらない生き方を他の人たちにはさせたくない。」という志を持ち、お金が原因で不幸になる人を少しでも減らすべく、教育特化のFPとして奔走中。

子どもにも「FIRE」の考え方を伝えるべき

近年注目されているFIREとは「Financial Independence Retire Early」の略で、経済的独立と早期退職を目指す生き方です。私は、子どもにも「FIRE」の考え方を教えた方が良いと考えています。

このように言うと、「まだ就職もしていない子どもに、FIREの話なんて10年早い」と感じる方は多いと思います。 私も他人から同じセリフを聞いたら、反論を考えます。

ただ私は、あくまでも生き方の選択肢として伝えるだけなら、FIREの考え方を教えるのはアリだと思っています。

子どものためになる2つの理由

私が子どもにもFIREの考え方を伝えた方が良いと考える理由は、以下の2点です。

・投資に興味を持つきっかけになるから
・高い年収の仕事に興味を持つきっかけになるから

FIREを目指すのであれば、投資の話は欠かせません。普通預金で数億円の資産を貯めるのは効率的ではないからです。

FIREに興味がある子は、ドルコスト平均法や成長株投資については、単なるお勉強ではなく、自分事として考えることができるでしょう。会社を作って売る、M&Aなどについても興味を持つかもしれません。

また、FIREを意識すると、自然に「年収が高い仕事」に興味を持ちます。 仕事に興味を持てば、「年収が高い人は、それだけ人の役に立っている」という原則を教えることができます。

収入=仕事の対価
仕事=人の役に立つこと
収入が高い=かなり人の役に立っている

というロジックを伝えられるということです。

Next: 「FIRE」の考え方を理解すれば、子どもたちは夢を追いかけられる

1 2
いま読まれてます

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー