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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日ぶり反発、海外株高などを好感

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【ブラジル】ボベスパ指数 105554.40 +0.63%
27日のブラジル株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比663.08ポイント高(+0.63%)の105554.40で取引を終了した。104798.4から105694.5まで上昇した。
朝方はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は買い戻されて引けまで高値圏でもみ合った。欧米市場の上昇が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、原油価格の上昇も資源セクターの支援材料。このほか、堅調な週次貿易データが好感された。12月26日まで1週間の貿易黒字は11億8800万米ドル(約1365億円)となり、前週の3億6600万米ドルを大幅に上回った。一方、ボルソナロ政権のばらまき政策に対抗する勢力が強まっていることが政治不安を高めた。

【ロシア】MOEX指数 3740.63 +1.02%
27日のロシア株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比37.91ポイント高(+1.02%)の3740.63で取引を終了した。3709.19から3742.12まで上昇した。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を一段と拡大させた。欧米市場の上昇が買い安心感を与えた。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かり。一方、12月のマークイット製造業購買担当者景気指数(PMI)などが週後半から発表される予定となり、慎重ムードが強い。

【インド】SENSEX指数 57124.31 -0.33%
24日のインドSENSEX指数は4日ぶりに反落。前日比190.97ポイント安(-0.33%)の57124.31、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同68.85ポイント安(-0.40%)の17003.75で取引を終えた。

後半はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。両指数とも3日続伸しており、高値警戒感から利益確定売りが優勢。また、2022年度の輸出増加ペースが鈍化するとの見通しも嫌気された。貿易関係者はこのほど、新型コロナウイルス流行に伴うサプライチェーンの停滞を受け、22年度の輸出増加ペースが鈍化するとの見方を示した。ほかに、外国人投資家(FII)の売り継続が指数の足かせとなった。

【中国本土】上海総合指数 3615.97(-0.06%)
週明け27日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比2.08ポイン
ト0.06%)安の3615.97ポイントと続落した。

前週末のNY市場がクリスマスで休場だったことから、手がかり材料難で方向感を欠く展開。国家統計局が午前に発表した一定規模を超える工業企業の11月の利益総額が前年同月比9.0%増の8059億9000万人民元となり、増加率が前月の24.6%から大幅に減速したことも重しとなった。新型コロナウイルス感染拡大の影響も不安視された。もっとも、下値は限定的。政策期待を支えに、指数はプラス圏で推移する場面もみられた。



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