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日経平均は112円安でスタート、ソフトバンクGや任天堂などが下落

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[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;28794.24;-112.64
TOPIX;1991.58;-7.41


[寄り付き概況]

 30日の日経平均は112.64円安の28794.24円と続落して取引を開始した。前日29日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は90.42ドル高の36488.63ドル、ナスダックは15.51ポイント安の15766.22で取引を終了した。新型コロナの新規感染件数が過去最多を記録する中、大規模な都市封鎖に繋がる可能性は少ないとの楽観的見解に景気循環株中心に寄り付き後、買われた。世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長や政府のファウチ首席医療顧問が2022年のパンデミック終了の可能性に言及したことも支援材料となり、ダウは終日堅調に推移。1カ月ぶり最高値を更新し引けた。ハイテクは金利の上昇を警戒し売られ、ナスダック総合指数は小幅に下落した。

 今日の東京株式市場は売りが先行した。東京の昨日の新型コロナ新規感染者数が76人と1週間前の水曜日と比べて36人増え、また、「オミクロン型」の感染が相次いで報告されており、人の移動が増える年末年始に新型コロナ感染が拡大するとの懸念が株価の重しとなった。また、休暇などで市場参加者が減少しており、積極的な買いを入れにくいとのムードもあった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が上昇し、最高値を更新したことが東京市場の株価下支え要因となった。また、外為市場で約1カ月ぶりに一時115円台をつけるなど円安・ドル高傾向が継続し、東京市場の輸出株などの株価を支えたが、寄り付き段階では売りが優勢だった。

 セクター別では、全業種が値下がり。空運業、鉱業、水産・農林業、陸運業、倉庫運輸関連などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>、OLC<4661>、日産自<7201>、ローム<6963>、JR東海<9022>、ANA<9202>、コロワイド<7616>、ホンダ<7267>、三井松島HD<1518>などが下落。他方、キーエンス<6861>、レノバ<9519>、NTT<9432>、ZHD<4689>などが上昇している。

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