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欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、ドル買い先行も株安継続なら円買いに

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27日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想したい。米連邦準備制度理事会(FRB)による金融正常化を受け、金利高・ドル高の地合いに。ただ、米経済指標が低調なら株売りが再開し、円買いが下押ししそうだ。

FRBは25-26日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で金融正常化を機敏に進める方針を決定し、米中長期金利の上昇でドル買い優勢に。ユーロ・ドルは1.1230ドル台に急落し、ドル・円は114円半ばに強含んだ。本日アジア市場で米金融引き締めを受けドル買いが先行したが、高寄りの日経平均株価が下げに転じ、その後の下げ幅拡大で円買い進行。ドル・円は114円70銭台に浮上したものの、その後は失速した。

この後の海外市場ではFOMCの政策決定を消化する見通し。米金利高でドル買いが見込まれる半面、世界的に株安に振れれば円買い主導の展開となりそうだ。今晩発表の米経済指標のうち国内総生産(速報値)と新規失業保険申請件数は改善が予想されるものの、想定を下回れば回復の鈍化が意識されよう。また、耐久財受注は弱含むとみられ、株売り材料になりやすい。ウクライナ情勢の混迷もあり、一段の円買いを警戒したい。

【今日の欧米市場の予定】
・22:00台 南ア中銀が政策金利発表(0.25ポイント引き上げ予想)
・22:30 米・10-12月期GDP速報値(前期比年率予想:+5.3%、7-9月期:+2.3%)
・22:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:26.5万件、前回:28.6万件)
・22:30 米・12月耐久財受注速報値(前月比予想:-0.6%、11月:+2.6%)
・24:00 米・12月中古住宅販売成約指数(前月比予想:-0.8%、11月:-2.2%)
・03:00 米財務省・7年債入札



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