【キョウデン<6881>】
プリント配線基板の製造を中心とする電子事業において、国内の半導体製造装置をはじめセンサー・モジュールデバイス、5G関連通信機器、IoT関連機器、インフラ関係、パワー半導体関連などの受注が伸びている。
2022年3月期4Q以降も堅調に推移するものと見込まれ、2月8日に通期予想を上方修正。営業利益は前期比+111.3%の50億円を見込んでいる。
足元の株価は予想PER=10.5倍、PBE=1.35倍、予想配当利回り=2.65%と割安水準にある。
【住友ベークライト<4203>】
住友化学傘下の樹脂加工大手。半導体向け封止材料で世界首位(世界シェア4割)
2月7日に発表した2021年4~12月期の連結決算(国際会計基準)は純利益が前年同期比37%増の161億円。新型コロナウイルス下でのデータセンター関連機器やパソコン向けの引き合いが旺盛で、半導体封止材の販売が好調に推移している。
半導体関連製品のほか、自動車や電子部品向けの高機能プラスチックの売り上げも好調。
2023年にも台湾で半導体封止材の生産能力を倍増する。33億円を投じて新工場を建設し、増産体制を整えることで、データセンターやパソコン向けなどに引き合いが強い半導体需要を取り込む構え。
目下の株価は、当面の下値サポートとして意識される一目均衡表の週足「雲」上限付近にあり、興味深い局面と言える。
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『田嶋智太郎の先読み・深読み!株式マーケット』(2022年2月18日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による