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18歳の意識調査「将来、日本は良くなる」はわずか9.6%。なぜ希望が持てない国になったか?=川畑明美

成功のモデルケース「敷かれたレール」がなくなった

 

高い教育を受けて、豊かな時代を生きる若い世代が、なぜ日本という国が良くなると考えられないのでしょうか。

それは「敷かれたレール」がなくなったことにあるのかもしれません。

昔は、良い大学を出て良い会社に就職したら一生安泰みたいなレールがありました。ところが、インターネットやAIの普及で、このようなレールがなくなってしまったのです。

「自分で考える力」がないと豊かに暮らせない

そして現在、求められているのは「自分で考える力」です。

考える力というと、難しい問題を解かなければいけないと考えるかもしれません。それも必要かもしれませんが、私は日常生活でも「考える力」は、身に付くと思っています。

例えば、ペットボトルの水を買うにも自動販売機で買うか、スーパーで買うか、ネットでまとめ買いをするか。それぞれ金額は変わります。

この中でどの消費方法を選ぶのか、考える必要があります。

安ければいいというわけでもありません。自分にとって利便性が一番ならば、高くても価値はあります。

お金を上手に使うことは、考える力が十分に育つのです。

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image by:kei907 / Shutterstock.com
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教育貧困にならないために』(2022年4月18日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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