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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は反落、米国が対ロ制裁を追加

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【ブラジル】ボベスパ指数 112392.91 +0.93%
2日のブラジル株式市場は3日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1032.97ポイント高(+0.93%)の112392.91で取引を終了した。111218.20から112708.96まで上昇した。

前半はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は上げ幅を拡大させた。米株高や米金利の落ち着きが好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、中国上海市での経済活動の再開なども引き続き支援材料となった。一方、指数の上値は重い。1-3月期の成長率が予想を下回ったことが嫌気されたもようだ。1-3月期の国内総生産(GDP)成長率は1.7%となり、前期の1.6%を上回ったものの、予想の2.1%を下回った。

【ロシア】MICEX指数 2340.17 -1.45%
2日のロシア株式市場は反落。主要指標のMOEX指数は前日比34.43ポイント安(-1.45%)の2340.17で取引を終了した。2382.23から2337.53まで下落した。

買いが先行した後は売りに押され、引けまで前日の終値近辺で一進一退の展開を示した。。米国がロシアに対して経済政策を追加で発表したことが嫌気され、ロシア株への売りが広がった。米政府はこのほど、17のロシア企業・個人を制裁リスクに追加したと発表。一方、原油価格の上昇などが指数を下支えした。

【インド】SENSEX指数 55818.11 +0.79%
2日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反発。前日比436.94ポイント高(+0.79%)の55818.11、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同105.25ポイント高(+0.64%)の16628.00で取引を終えた。

買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが広がった。また、経済指標が安定していることも景気後退懸念を緩和させた。インフレ率の上昇にもかかわらず、5月のS&Pグローバル製造業購買担当者景気指数(PMI)は54.6となり、前月の54.7をやや下回る程度だ。ほかに、再生可能エネルギーの増加が電力不足の懸念をやや緩和させている。

【中国本土】上海総合指数 3195.46 +0.42%
2日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比13.30ポイント高(+0.42%)の3195.46ポイントと反発した。4月18日以来、約1カ月半ぶりの高値水準を回復している。

中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。このところ政府関係部局は雇用やインフラ投資、産業支援、消費振興などに向けた対策を相次ぎ発表している。景気腰折れが回避できると見方も改めて高まった。また、中国財政部の欧文漢・部長助理は2日の記者会見で、今年1-5月の専項債(公益事業向け資金調達を行う特別地方債)発行額が2兆300億人民元(約39兆円)に達したと報告している。専項債の利用範囲をさらに拡大し、新インフラや新エネルギープロジェクトなどを重点対象に含める考えも示した。ただ、上値は重い。あす3日は端午節の祝日で、本土・香港市場が休場となることもあり、積極的な売買も手控えられている。



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