株式市場は相変わらずボラティリティが高く、先が読めない相場展開が続いています。このような時に有効なのが「オプション取引」です。まだ、トライしたことがない人にもわかりやすく解説します。(『元外資系レジェンズ Team xoxo あなたに寄り添う投資情報』ロン)
※本記事は有料メルマガ『元外資系レジェンズ Team xoxo あなたに寄り添う投資情報』2022年6月5日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。
プロフィール:Team xoxo
元外資系金融機関出身3人で結成した『あなたに寄り添う』をテーマに金融リテラシー向上で人生を楽しむお手伝いを目標にするチームです。
かえるさん:証券歴27年だがTeam xoxo代表兼癒し担当。サラリーマン生活のそのほとんどが欧米外資系証券だが実は大手日系証券会社出身。地方個人営業から外資系証券でのマネジメント業務までありとあらゆる証券業務を日本とロンドンで経験。趣味は食とクルマ。
ロン:証券業界歴37年でTeam xoxoの精神的支柱兼ご意見番。セールストレーダーとして外資系証券の第一線で活躍。スモールキャップアナリストがキャリアスタート。それゆえに銘柄発掘と企業分析が得意。趣味はスキー、ランニング、登山とベイスターズ。
JB:業界歴20年以上でTeam xoxo唯一のバイサイド出身。日系・外資系資産運用会社におけるグローバル株式ファンドマネジャー経験。現在は軸足の半分を海外に置き、個人投資家や中小企業支援。保守的取引と積極取引のバランス感覚に定評。
まだまだ株式市場は上下を繰り返すのか
5月30日の週が終わりました。米国市場は30日は休場で、実質4日間の一週間でしたが、週間で、マイナスで引け。ここ9週間のうち8週で下落していますが、前週に大きく戻したので、その反動という見方もできます。
以下は週足でのS&P500の1年チャートと出来高です。

S&P500週足(SBI証券提供)
次のチャートは、週足でのボラティリティインデックス(VIX)の1年チャートと出来高です。

出典:TradingViewのVIXチャート週足
まだまだ、 ボラティリティ(変動幅)が平時より高い状態 にあります。
投資家はどうしたら良いか
資産運用のプロであるファンドマネージャーやアナリストがこんなときどうするか。
個人投資家のあなたにも参考になる事例は多いと思います。
その経験を踏まえ、今投資家がどうしたら良いか、について端的にいうと 『自分の得意な型を貫く』 ことだと考えます。
・成長株投資が得意な人は、成長期待が高まると考える銘柄に仕込む
・割安株投資が得意な人は、そろそろ悪材料出尽くしと思える銘柄に仕込む
などです。
ただ、みんながみんな、やるべきことが明確だというわけでもないし、自信を持てない投資家も多いでしょう。
それは仕方ないです。
今から少しずつ、経験を積んでいけば良いので、心配は要りません。
もしあなたが、「自分の型がまだない」とか、
「ある程度プロっぽいテクニックをつかってリターンを上積みしたい」という投資家で、
かつ「ターゲット・バイイング」とか「カバード・コール」という単語を聞いたことが無い場合は、
是非以下のコンセプトを理解して実践していくと良いと考えます。
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