今夜の想定は1ドル=134.40〜137.00円
基本的に非農業部門雇用者数は予想並の+20万人前後の増加がメインシナリオで、堅調、タイトな雇用市場が引き続き意識されると考えていますが、これを大きく下回る、+10万人未満の増加となった場合は、133〜134円台への調整も十分あり得ますので警戒しておきましょう。
予想が+26.8万人増ですから、前回分が大きく修正されることなく+20〜30万人増ならドル円の押し目を狙って良いですが、134.30円レベルを割り込んでいく値動きになった場合は一旦損切りでしょう。
また、平均時給がマイナスになるなどした場合も、ドル高の調整が深まる可能性がありますから、そのパターンになった場合も押し目を狙うのは控えたいところです。
相場全体のトレンドが米ドル高、円安なのでショート(売り)から入るのは難しいですが、非農業部門雇用者数がマイナスに落ち込むなどした場合は130円割れも想定されますので、その場合は検討しても良さそうです。
いずれにせよ、予想並の数字が出てトレンドに沿って押し目を狙っていくというのがメインかつベターですから、そのつもりで見ていただければと思います。
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本記事は『マネーボイス』のための書き下ろしです(2022年7月8日)
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による