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欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、米引き締め期待継続で上昇基調を維持

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19日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。足元の上昇ピッチが速く、利益確定売りが予想される。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め期待は継続し、長期金利の先高観からドルは上昇基調を維持しそうだ。

前日発表された米フィラデルフィア連銀製造業景気指数は予想外に強く、減速懸念は一服した。また、ブラード米セントルイス連銀総裁が利上げ幅縮小に否定的な見解を述べ、米金利を押し上げた。さらに欧州通貨売りが強まり、ユーロ・ドルは1.01ドルを割り込み、ドル・円は136円を目指す展開となった。本日アジア市場で米金利高を背景にドル買いが続き、ドル・円は3週間ぶりに136円を上抜け一時136円前半に浮上した。


この後の海外市場は米金融引き締め期待が続く。ユーロ圏や英国の先行き不透明感
で欧州通貨は引き続き売られやすく、ドル選好地合いが見込まれる。また、バーキン
米リッチモンド連銀総裁からタカ派的な姿勢が示されれば、金利高を手がかりとした
ドル買いが強まる可能性があろう。ドル・円は前週から133円台で停滞していたが、今
週に入り心理的節目の135円を突破。上昇ピッチは速いものの弾みがつき、137円が視
野に入りそうだ。

【今日の欧米市場の予定】
・17:00 ユーロ圏・6月経常収支(5月:-45億ユーロ)
・21:30 カナダ・6月小売売上高(前月比予想:+0.4%、5月:+2.2%)
・22:00 バーキン米リッチモンド連銀総裁講演



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