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米国株見通し:上げ渋りか、欧州発のリスクに警戒続く

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(13時50分現在)

S&P500先物      3,720.90(+1.9)
ナスダック100先物  11,491.50(-2.3)


米株式先物市場でS&P500先物は小幅高、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は20ドル高。長期金利は底堅く、本日の米株式市場は売り買い交錯となりそうだ。


28日の主要3指数は大幅高。序盤から上げ幅を拡大し、3日連続で年初来安値を更新していたダウは548ドル高の29683ドルと7日ぶりに反発した。英国の財政政策を不安視した市場の動揺を抑えるため英中銀が国債買入の実施を発表し、米国を含め主要国の国債利回りが急低下。NY市場は前日まで大きく下げた反動から買戻しが優勢となり、指数を押し上げた。ただ、新型iPhoneの生産をめぐる思惑でアップルは売られた。


本日は上げ渋りか。英中銀による国債買入れ方針で市場の混乱は一服し、安定に向かうか見極める展開となりそうだ。イタリアも新政権発足で財政政策が懸念され、欧州発のリスク要因が再び買いを抑制する見通し。一方、今晩発表の4-6月期国内総生産(GDP)確定値はマイナスでの横ばい、新規失業保険申請件数は増加と経済指標は弱い内容が予想される。連邦準備制度理事会(FRB)の引き締めによる景気への影響を意識した売りも想定したい。


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