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今日の為替市場ポイント:米長期金利上昇でドル売り抑制の可能性

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9月30日のドル・円は、東京市場で144円77銭から144円26銭まで反落。欧米市場では144円21銭から144円81銭まで反発し、144円73銭で取引終了。本日10月3日のドル・円は主に144円台後半で推移か。米長期金利の上昇を受けて、リスク回避的なドル売り・円買いは抑制される可能性がある。

世界経済の減速が懸念されているものの、米連邦準備制度理事会(FRB)は金融引き締めを長期化する可能性は高いとみられている。また、欧州経済は著しく停滞するとの見方は変わっていないことから、おおむねドル選好地合いが続きそうだ。ただ、日本政府・日本銀行による為替介入(円買い介入)への警戒感から、145円台でのドル買い・円売りは弱まるとの見方が多い。今週発表される経済指標では、10月7日発表の米9月雇用統計が最も注目されているようだ。失業率は3.7%と横ばいの予想だが、非農業部門雇用者数は前月比+25.0万人程度と増加幅は8月実績をやや下回る見通し。ただ、平均時給の上昇率は8月並みの前年比+5.2%程度と予想されており、市場予想と一致した場合、インフレ高止まりの思惑が広がりドル・円相場に対する支援材料になりそうだ。

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