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米失業率悪化で12月の利上げ幅は0.5%に減少、中国コロナ隔離政策緩和報道で景気回復期待に踊る米国市場=新天地

とにかく強いロジックとメモリ半導体

とにかく強いのがロジックとメモリ半導体。景気悪化(PCやタブレット、スマホは需要が大きく減少している)にもかかわらず、サーバーなどのデジタルインフラ投資意欲は依然として強いとの見方から、エヌビディア5.5%高、AMD3.5%高。

インテルもリストラ政策などを評価して4.3%高。メモリのマイクロンは(くどいけど先月末から減産をおこない在庫調整=メモリ価格上昇を狙う戦略をとっている)5.0%高。半導体銘柄は半導体価格が大底をつける前に株価が上昇する傾向が強く、ここでも景気後退後に再び半導体需給が好転する未来を織り込み出したと言えるだろう。

エヌビディア日足

エヌビディア日足<NVDA>(SBI証券提供)

エヌビディア日足<NVDA>(SBI証券提供)

マイクロン日足

マイクロン日足<MUO>(SBI証券提供)

マイクロン日足<MUO>(SBI証券提供)

これ(ロジックとメモリ)が半導体製造装置などを下支えする動きにもなっている
なおSOX指数は4.6%高と急伸して終えた。ほぼ高値引けになっている。

Twitterレイオフに嫌気。テスラ株は下落

一方でテスラは一時5%を大きく超える下落に見舞われ結局3.6%安。マスクのTwitter買収に伴う大規模なレイオフは一般消費者からも大きな反発を受けている。これがテスラへの逆風につながることへの不安感が狼狽売りになった。Twitterは広告主からの広告引き上げ通告を受けているともされ、マスクがさらなる資金を必要とする=テスラ株を売却する可能性もマイナス要因ではあった。

Next: 中国コロナ対策緩和報道で中国関連株が暴騰

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