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NY債券:米長期債相場は下落、雇用統計改善で利上げ長期化観測が再浮上

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3日の米国長期債相場は下落。米労働省がこの日発表した1月雇用統計で失業率は3.4%と、予想に反して低下した。また、非農業部門雇用者数は前月比+51.7万人と、市場予想を大幅に上回った。季節調整が影響したとみられる。平均時給は前月比+0.3%、前年比+4.4%にとどまった。1月米雇用統計は予想外の改善となり、景気後退懸念は後退。米利上げ長期化観測が再浮上し、2年債などの利回り水準は大幅に上昇した。

CMEのFedWatchツールによると、3日時点で3月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が4.75-5.00%となる確率は99%程度。5月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.00-5.25%となる確率は59%程度。10年債利回りはアジア市場で3.364%近辺まで低下し、しばらく3.38%近辺で推移していたが、米雇用統計発表後に3.552%近辺まで急上昇。取引終了時点にかけて3.521%近辺で推移。

イールドカーブは、顕著なフラットニング。2年−10年は-76.00bp近辺、2−30年は-67.00bp近辺で引けた。2年債利回りは4.29%(前日比:+19bp)、10年債利回りは3.52%(前日比+12bp)、30年債利回りは、3.61%(前日比:+6bp)で取引を終えた。

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