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欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、米FRB当局者のタカ派姿勢に期待

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8日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。前週末の強い米雇用統計を受け、連邦準備制度理事会(FRB)当局者がタカ派色を強めればドル買い先行。また、130円台の下値の堅さが意識され、下げづらい値動きとなりそうだ。

前日の取引はパウエルFRB議長の見解に振らされる展開ながら、市場は引き続き「想定ほどタカ派的でない」と受け止めドル売り地合いとなった。ユーロ・ドルは1.0760ドル台に浮上し、ドル・円は130円半ばに失速。本日アジア市場はバイデン米大統領が一般教書演説で債務上限問題についてデフォルト回避に言及すると、短期的にドル買いへ振れる場面もあった。ドル・円は下げづらい展開で130円後半から131円台に戻した。

この後の海外市場はFRB当局者の発言内容が注目される。3日に発表された米雇用統計で失業率が記録的な低水準となるなど、予想外に回復。その直後でもあり、パウエルFRB議長の前日のインタビューでは引き締めへの積極姿勢が期待されたが、連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見をほぼ受け継ぐ慎重な見解が示された。今晩はFRB内でタカ派とされるウォラー理事などが活況の労働市場を前向きに評価すれば、ドル買いが見込まれる。

【今日の欧米市場の予定】
・23:15 ウィリアムズNY連銀総裁インタビュー(WSJ紙主催イベント)
・23:30 クック米FRB理事質疑応答
・24:00 米・12月卸売在庫改定値(前月比予想:+0.1%、速報値:+0.1%)
・24:00 バー米FRB副議長、ボスティック米アトランタ連銀総裁学生向け討論会参加
・02:30 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁講演(ボストンエコノミッククラブ)
・03:00 米財務省・10年債入札
・03:45 ウォラー米FRB理事討論会参加(経済見通し)



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