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アクセル—完全自動運転に特化したシステムオンチップの試作品完成

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アクセル<6730>は23日、完全自動運転に特化したシステムオンチップ(LSI)の試作品が完成したことを発表した。同社は、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の公募事業「高効率・高速処理を可能とするAIチップ・次世代コンピューティングの技術開発」の中で、完全自動運転に特化したLSIとソフトウェアプラットフォームの研究開発に取り組んできた。

本LSIは、自動運転における様々な処理に最適化されたハードウェアアクセラレータ、及びリアルタイム処理を実現するためのメニーコアを搭載し、自動運転システムに代表されるAIエッジコンピューティング環境において、限られた計算資源のもとで、高速かつ省電力なデータ処理と、リアルタイム性の実現を可能にする。今後、システム全体の評価を行うため、ティアフォー等と連携しながら、実証実験を行っていく予定。本実証実験の結果は、本年夏頃に成果として公表する予定。

同社は、今回の研究開発で得た自動運転システムへの知見と、アクセルが今まで培ってきた高度なLSI設計力や AI・機械学習に関するコア技術を融合することで、完全自動運転向け LSIのアクセラレータIP、自動車向けの ailia SDK(AIIP)などを提供出来る環境が整う。今後、これらの技術をベースに、研究開発成果の商品化・事業化を目指し、きたる次世代スマートモビリティの社会実装に貢献していく。
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