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米国株見通し:伸び悩みか、利上げ休止観測の後退で

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(13時40分現在)

S&P500先物      4,057.75(+0.25)
ナスダック100先物  12,952.75(-12.25)

米株式先物市場でS&P500先物は小幅高、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は5ドル高。長期金利は持ち直し、本日の米株式市場は売り買い交錯行となりそうだ。

29日の主要3指数は反発。終盤にかけて上げ幅を拡大し、ナスダックは3日ぶりに上昇、ダウは323ドル高の32717ドルで取引を終えた。具体的な手がかりが乏しいなか、欧米金融システム不安の一服で全般的に買いが入りやすい地合いとなった。長期金利の低下を背景に前日まで売られたハイテク関連が買いを集め、相場をけん引。28日の消費者信頼感指数が強い内容だったことも、景気減速に対する過度な懸念を和らげた。

本日は伸び悩みか。経営難に陥った金融機関の破たん処理が進展し、引き続き買いが入りやすい。今晩の国内総生産(GDP)確定値は速報値を下方修正した改定値から横ばいの見通し。価格指数の伸びが鈍化すれば、引連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め後退の思惑で金利安に振れ好材料になる。ただ、FEDウォッチによると、次回5月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ休止の観測は低下しており、積極的な買いを抑えよう。

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