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今日の為替市場ポイント:米6月利上げ確率低下でドルは上げ渋る可能性

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5月31日のドル・円は、東京市場では139円92銭まで買われた後、139円32銭まで反落。欧米市場では一時140円38銭まで買われたが、139円24銭まで反落し、139円35銭で取引終了。本日6月1日のドル・円は主に139円台で推移か。米6月利上げ確率の低下を受けてドルは上げ渋る可能性がある。

米連邦準備制度理事会(FRB)は5月31日に公表した地区連銀経済報告によると、4月と5月初旬の経済活動は全体としてほとんど変化が見られず、近い将来の企業見通しは以前よりやや悪化したことが判明した。労働市場については、ほとんどの地区で雇用が増加したが、増加ペースはこれまでより緩やかと指摘された。物価については、多くの地区で上昇ペースが鈍化したとの見方が提示された。報告内容を受けて6月の利上げ確率は急低下したが、6月2日に発表される5月雇用統計の内容次第では6月の利上げ確率が再上昇する可能性は残されている。為替については米長期金利の低下を意識してリスク選好的なドル買いは縮小しており、債務法案の下院通過への期待はあるものの、目先的にドルは上げ渋る状態が続く可能性がある。

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