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今日の為替市場ポイント:米6月利上げ観測大幅後退でドルは伸び悩む可能性

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1日のドル・円は、東京市場では138円97銭まで下げた後、139円95銭まで反発。欧米市場では139円95銭から138円45銭まで反落し、138円82銭で取引終了。本日2日のドル・円は主に138円台で推移か。米6月利上げ観測は大幅に後退しており、ドルは伸び悩む可能性がある。

1日のニューヨーク外為市場では、主要通貨に対するドル売りが優勢となった。米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は1日、「高水準にあるインフレは緩慢なペースで低下しているものの、連邦準備制度理事会(FRB)は次回会合で利上げを決定するべきでない」との見方を伝えたことがドル売りにつながった。米供給管理協会(ISM)が発表した5月製造業景況指数は46.9に低下したことも嫌気されたようだ。同指数における雇用指数は改善したが、新規受注は4月の45.7から42.6に低下した。市場参加者の間からは「2日に発表される5月雇用統計が市場予想を下回る内容だった場合、利上げ停止の可能性は一段と高まる」との声が聞かれている。ドル・円については5月30日につけた140円93銭近辺が当面の高値となりそうだ。

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